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北海道・東北の旅 2010/夏 (94) 「豊浜トンネル」

「三航北国日誌」第 94 回です。本日は、人類と自然との知恵競べについての話題です……。

湯沢さんは無関係です

余市町で国道 5 号を離れて、「雷電国道」こと国道 229 号を積丹半島に向かいます。

この橋は「大川橋」というみたいです。現代風の斜張橋ですね。

堂々たる通行止め

さて、その「雷電国道」を北西に向かっていたところ……

いきなり「道道 当丸峠 通行止」の文字が。幸い今回のルートでは関係のない道だったのですが、やはり長雨で路肩が崩落したりした、といったところでしょうか。

まさかの落橋

などと思っていると次の案内板が。

これはまた……。「落橋で通行止」と来ました。こいつは本格的に通行止めっぽいですね。あ、ちなみに「落橋で通行止」になったのが前述の「当丸峠」だったみたいです。

車両接近注意

大変残念なことに写真がブレブレなんですが、峠道のトンネルにやってきました。

このトンネルはちょっと古めのものらしく、大型車同士がすれ違うのは大変でしょうね……。「車両接近注意」の文字が光ります。

海沿いの旧道は放棄され……

海沿いの道では良くある構図ですが、海沿いの旧道を放棄してトンネルでバイパスしている……といった感じですね。

やたらと水っ気の多いトンネルが続き……

ワッカケトンネル」というのはなかなか面白い語感ですが、wakka-ke で「水・の所」と言った意味みたいです。あ、書庫が違うっ(←

次が「滝ノ澗トンネル」……ですね。

3 代目豊浜トンネル

そして次が……

トンネル入り口の写真ばかり続けてどうするんだ、という話もあるかも知れませんが、このトンネルが

豊浜トンネル」(3 代目)だったのでした。豊浜トンネルと言えば、1996 年に、巨大な岩盤が崩落して、たまたまトンネル内を通過中だった路線バスと乗用車を直撃した、という痛ましい事故があったところです。

本来、海岸沿いの旧道を放棄してトンネルを掘るのは、落石や地滑りによる被害から逃れるためなのですが、ここではそれが完全に裏目に出たという事例でした。いろいろとその原因も分析されているようなのですが……また今度にしましょう。

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