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冬の愛媛・大分フェリー旅 2020 (2) 「『菊間町』の幻」

国道 196 号を今治方面に向かいます。2004 年 11 月に「西条市」と合併するまでは、このあたりは「東予市」という名前でした(今もフェリーターミナルのある港は「東予港」ですね)。そして東予市の代表駅が「壬生川駅」なんですが、「みぶがわ──」ではなく「にゅうがわ──」と読むんでしたね。

左側に「今治小松自動車道」が見えてきました。この先で「しまなみ海道」こと「西瀬戸自動車道」と接続する……予定なんだと思いますが、今治市内が未開通(今治湯ノ浦 IC から今治 IC まで)なんですよね。

タオルでおなじみの

今治市に入ります。高解像度モデルとは言え、ドラレコの画像から静止画を起こすのはなかなか厳しいですね……。

今治市に入ってからは、しばらく JR 予讃線と並走します。左が線路なんですが、架線が見えるので辛うじて線路だと認識できる……という感じでしょうか。

国道 196 号の「今治バイパス」区間に入りました。6:28 になりましたが、急に空が白み始めてきました。太陽のありがたみを実感しますね。

信号が青に変わるまで、もう少し待ちましょう。

新来島どっく」のある町

今治市内はバイパスでピャーッと抜けて、今治市西部の大西町というところにやってきました。2005 年 1 月までは「越智郡大西町」という町だったのですが、今治市と合併して(自治体としては)消滅してしまいました。町名の知名度はそれほどでも無かったかもしれませんが、「新来島どっく」のある町……と言えば「ああ!」と思われる方も多いかもしれません。

ところでこちらの旅館ですが、「お四国さん」という表現があるんですね。いわゆる「お遍路さん」のことみたいです。

大西町(今治市)の中心部を抜けると、国道 196 号は JR 予讃線をオーバークロスして、そのまま一気に海沿いに出ます。

越智郡菊間町

越智郡菊間町」に入りました。……あれ。菊間町も大西町と同時に今治市に食われた……じゃなくて合併した筈なんですが、なんと「菊間町」があった頃の案内が撤去されずに残っているんですね。この手の遺構は市町村合併の際にとことん排除されるのが常だと思っていたのですが、おおらかな人が多いのでしょうか……?

このご時世に「菊間町」が独立を続けているのであれば、きっと何かあるに違いない……と思ったのですが、独立は既に過去のものだったんですね。

地下石油備蓄基地

突然、小山の向こうに炎が上がっているのが見えてきました。まだ朝の 7 時前なのに、勢いよく燃えていますね……。

この手の炎は「油井」や「ガス井」で見かけるものです。あれ、こんなところに油田があったのか……と思ったのですが、なんと「地下石油備蓄基地」なるものがあるのだとか。この備蓄基地の固定資産税だけでそこそこ潤いそうな気もするんですが……。

太陽石油菊間製油所

国道の北側(国道と海の間)には石油コンビナートのような施設が立ち並んでいるのですが、……あれ、この建物には「太陽石油」の文字が。

こちらのビルにも「太陽石油」の文字が見えますね。ここはどうやら「太陽石油」の「菊間製油所」のようです。この製油所の固定資産税d(ry

隣接するビルには「SOLATO」のロゴが。「太陽石油」は「SOLATO」ブランドでガソリンスタンドを展開している……のですが、ENEOSコスモ石油、出光やシェル、Mobil などと比べるとマイナーな印象は拭えない感じでしょうか。

太陽石油」は「キグナス石油」や「九州石油」と比べるとどっちがマイナーだろう……と思ったのですが、「九州石油」ってもう無くなってたんですね(汗)。

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