Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

春の道央・道北の旅 2010

春の道央・道北の旅 2010 (55) 「過疎地における公的サービスのあり方について考える(←」

ちょいと朱鞠内湖へ さて、時間も余っていることですので、ちょいと朱鞠内湖に行ってみましょう。 路肩にはちらほらと雪も見られるものの、路面は完全にドライです。快適なドライブが期待できそうです。「犬牛別川」という素敵な名前の川を渡り、士別峠に向…

春の道央・道北の旅 2010 (54) 「無給油 800 km 連続走行、達成!」

「西條」との遭遇 道央道の終点にして日本最北の料金所、士別剣淵 IC を過ぎると、ここからは一般国道 40 号線を士別に向けて進みます。 国道 40 号線沿いには、かの「西條」もありました。二文字目は「條」であって、決して「武」ではないので注意が必要で…

春の道央・道北の旅 2010 (53) 「日本最北の料金所」

旭川を通らない「旭川紋別道」 「旭川紋別自動車道」という名前ではありますが、実は起点は旭川ではなく上川郡比布(ぴっぷ)町で、現時点の終点は紋別市ではなく遠軽町だったりします。まぁ、紋別郡遠軽町らしいので、合っていると言えば合っているのですけ…

春の道央・道北の旅 2010 (52) 「旭川紋別自動車道は通行無料です」

層雲峡から仁宇布へ 層雲峡を離れ、次なる目的地・仁宇布(にうぷ)を目指します。相変わらず目的地の選び方がどこかズレていますが、その辺を気にしていてはいけません(← 層雲峡温泉 ここは「層雲峡温泉」があるあたりで、「大雪山層雲峡ロープウェイ」の…

春の道央・道北の旅 2010 (51) 「層雲峡 ~流星の滝~」

銀河の次は流星の滝 えー、層雲峡の「銀河の滝」は昨日ご覧頂きましたので、今日は「流星の滝」を。 これが「流星の滝」ですね。「銀河の滝」「流星の滝」と聞いてあることを連想される方も、もしかしたらいらっしゃるかも知れませんが、多分偶然だと思いま…

春の道央・道北の旅 2010 (50) 「層雲峡 ~銀河の滝~」

料理番組は時空を超える(← 「三国トンネル」を抜けて、層雲峡に向かいます。 はい、もう抜けました(←)。上川側もいい天気のようで嬉しい限りです。 「場所取り」をしたがるのは日本人の習性か 「銀河の滝」や「流星の滝」が見える「滝見台」の駐車場にや…

春の道央・道北の旅 2010 (49) 「三国峠休憩所でほんのちょっぴり休憩してみる」

貯雪溝、でしょうか? 三股集落に別れを告げて、国道 273 号を北に進みます。向かうは「三国峠」です! こちらの写真ですが、道路の左右に少し低くなっているところがあるのにお気づきでしょうか。「溝」と呼ぶには全体的に浅すぎるのですが、これ、おそらく…

春の道央・道北の旅 2010 (48) 「三股郵便局に国鉄の運賃表があった理由」

「三股郵便局」跡の話題を続けます。 十勝三俣駅との位置関係は、この地図で初めて認識したのですが、この郵便局(跡)は思った以上に十勝三俣駅から離れていました。ただ、国鉄士幌線の糠平─十勝三股間が辿った数奇な経緯により、この郵便局(跡)に「国鉄…

春の道央・道北の旅 2010 (47) 「1966 年の十勝三股」

マニアック、ではあるだろうけど バス停の前を箒で掃除していた男性に呼び止められたのは、「十勝三股バス待合所」の変わらぬ風情を写真に収め、車に戻ろうとした時でした。どう呼び止められたかと言うと……「鉄道マニアの方?」と(←)。一瞬答に窮したのは…

春の道央・道北の旅 2010 (46) 「再訪・十勝三股(つづき)」

「十勝三股バス待合所」に入ってみると……。うわ。猛烈なアンモニア臭がします。そういえば二年前の夏に訪れた時もこんな感じだったような……。隣のトイレから異臭が流れ込んでくるのでしょうか。というわけで、まず目の前に見えるのがこちら。「十勝三股周辺…

春の道央・道北の旅 2010 (45) 「再訪・十勝三股」

廃墟系景勝地の常ですが…… 知る人ぞ知る「タウシュベツ橋梁」の話の続きなのですが、 一昨年の夏の時点では、確かに国道沿いにこんな看板が立っていました。 当然、今年も看板が立っているものと思って、右前方を気にしながら車を運転していたのですが、看板…

春の道央・道北の旅 2010 (44) 「第五音更川橋梁(おまけつき)」

第五音更川橋梁 旧・国鉄士幌線のアーチ橋梁群の中でも、群を抜いて(←)楽に見ることができる「第五音更川橋梁」を見に行きます。これ、実は国道の車窓からも丸見えなんですけどね。幌加除雪ステーションに車を止めて、国道 273 号線をほんの少し北に歩くと…

春の道央・道北の旅 2010 (43) 「遊歩道を行く」

糠平から幌加へ さて、糠平を……あ、そうか。「糠平」もアイヌ語地名ですから、もちろん「平」は「たいら」ではなく「びら」と読みます(「びらとり」と同じ理屈です)。「糠平」で「ぬかびら」ですね。 ワンポイントアイヌ語講座(←ちなみに、「びら」はアイ…

春の道央・道北の旅 2010 (42) 「誰と走ろう三国峠?」

ここからは、5 月でも雪が残る「三国峠」にアタックです。さて、これは士幌町で撮影した写真なのですが……(国道 241 号と 274 号の重複区間ですね)。 なにやら妙な看板が。「君と走ろう三国峠」、いったい誰と走ろうと言うのでしょう……? 制限速度は 60km/h…

春の道央・道北の旅 2010 (41) 「北海道ならではのアレやコレ」

北海道ならではのアレ 音更(おとふけ)は、帯広市のベッドタウンと言えるのか、中心部?には「いかにも北海道!」と言いたくなるような店が軒を連ねています。まずはこちら、「勝毎」は「十勝毎日新聞」のことですが、それよりも左側の…… ご存じ、強烈な看…

春の道央・道北の旅 2010 (40) 「緊張の Day 3、スタート!」

早起きは…… Day 2 の晩は、ラーメンにありつけたことがよっぽど嬉しかったのか(←)、トリップメーターの写真を撮るのを忘れていたので、翌朝、出発前に撮影してみました。 家を出てから 613 km 走行しましたよ、ということですね。注目は時間でして、私にし…

春の道央・道北の旅 2010 (39) 「Day 2 は山岡家で終了」

中川家の里 広尾にやってきました。ここは、かつての国鉄広尾線の終点だった街です。 もう少し活気のある街かと思っていたのですが、少々意外でした。賑わいという意味では、静内 > 浦河 > 広尾、といった風に感じました。 十勝と言えば…… さて、あっさり…

春の道央・道北の旅 2010 (38) 「百人浜と黄金道路、その由来は」

緑豊かな百人浜、その由来は 襟裳岬から帯広に向けて、北に向かいます。右に見えるのはどうやらバス停のようで、「BUS 灯台口」と書いてあります。 やがて、左右に緑が見えてくるようになってきました。「百人浜」と呼ばれるところだと思うのですが、そう、…

春の道央・道北の旅 2010 (37) 「襟裳岬に地上の星を見た(←」

風が強くて木が生えてない 襟裳岬に行ってみて驚いたことがいくつかあるのですが、「木が無い!」というのもその一つでした。てっきり風が強すぎるからだと思っていたのですが……。 沖合で暖流の黒潮(日本海流)と寒流である親潮(千島海流)とがぶつかり、…

春の道央・道北の旅 2010 (36) 「襟裳岬 突端」

先っぽから更にその先の突端へ というわけで、襟裳岬の先っぽから更にその先の突端まで歩いてみましょう、という話です(紛らわしいったらありゃしない)。「襟裳岬 風の館」の展望台から岬の突端までは、万里の長城と見紛うような(←)歩道が整備されていま…

春の道央・道北の旅 2010 (35) 「襟裳岬の先っぽに行ってきました」

襟裳岬の先っぽに行ってきました というわけで、「やや普通の記事」に戻ります(どんなだ)。えーと、5 月の襟裳岬は外気温が摂氏 8 度で、しかも烈風吹きまくりで体温が奪われてえらい目にあった、という話の続きです(長いな)。 突端……ではなくビューポイ…

春の道央・道北の旅 2010 (34) 「体温を奪われる」

烈風吹きすさむ…… 襟裳岬にやってきました。さて、いざ車から出ようと思うと……そう、烈風が吹きすさんでいました。いままでは厚すぎて着る気も起こらなかった「冬の服」を着る機会が、ついにやってきました。まずは、土産物屋さんの写真です。同じような作り…

春の道央・道北の旅 2010 (33) 「襟裳岬へ!」

雪が見えます えー、これは昨日に掲載した写真なのですが、 遠景をトリミングすると、こうなります。 「えりも町」まで 32 km……というのはさておき、そう、雪です! 北海道の中では温暖な印象がある日高地方でも、5 月になっても頂には雪が残っています。残…

春の道央・道北の旅 2010 (32) 「中川一郎も中川昭一も広尾生まれだった」

「鳧舞」は「けりまい」と読みます 昨日の記事で、「さて、これで何と読むのでしょうか?」と質問を投げかけた「鳧舞」ですが、まさかの一発正解ということで……。そう、「鳧舞」は「けりまい」と読みます。名古屋の人だと「けりみゃー」と読む……かどうかは定…

春の道央・道北の旅 2010 (31) 「倫敦莫斯科巴里紐育……」

倫敦莫斯科巴里紐育 北海道の地名は、アイヌ語にむりやり漢字を当てはめたものが多いので、どうしても「難読地名」が多くなってしまいます。もっとも、これはアイヌ語だけの問題ではなく、「倫敦」や「巴里」など、海外の地名にむりやり漢字を当てはめた時に…

春の道央・道北の旅 2010 (30) 「静内は思った以上に都会だった」

平取から静内へ さてさて。北海道は日高地方の、沙流郡平取町二風谷(にぶたに)にて色々と展示を見ていたのですが、ようやく一通り見終えたので、次の目的地へと進みます。逗留時間は約 100 分ほどだったのですが、思った以上におなかがいっぱいになった気…

春の道央・道北の旅 2010 (29) 「『平取大橋の落橋』は『身から出た錆』?」

小さな親切、大きなお世話(← では、「沙流川歴史館」の展示に戻りましょう。 面白い……と言うのもちょっと変かもしれませんが、そうですね、「野生っていったい何なんだろう」とちょっと考えさせられるポスターかも知れません。せっかくなので、文章の部分を…

春の道央・道北の旅 2010 (28) 「ド・キ・ド・キさせるよー♪」

えー、タイトルに深い意味はありません(← 展示品あれこれ 「沙流川歴史館」には、もちろんスタンプだけではなく、それっぽい(どんなだ)展示も常設されています。 字が潰れてしまって読めないですが、上が「続縄文時代の土器」、下が「擦文時代の土器」で…

春の道央・道北の旅 2010 (27) 「スタンプだっ!」

沙流川歴史館 えー、そんなわけで、「入場無料」な「沙流川歴史館」のおはなしです。 半地下構造のような建物が、「沙流川歴史館」です。 では、中に入ってみましょう。 スタンプだっ! まず最初に見かけたのがこれ。スタンプなんですが、その筋(どの筋?)…

春の道央・道北の旅 2010 (26) 「記念碑をさがせ!」

見逃せない記念碑の話 さてさて。「平取町立二風谷アイヌ文化博物館」を退出したところ、こんな案内板を見つけました。 それにしても、我ながら凄まじいアングルの写真です(被写体に近寄りすぎで、しかも左手前が切れてしまっている)。手が滑ったでは済ま…