Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

秋の道南・奥尻の旅 (42) 「けんもん!」

道道 39 号「奥尻島線」を南に向かっています。恩顧歌から松江に向かう途中で、ついにセンターラインが無くなってしまいました。昨日の記事にも記しましたが、このあたりの区間を置き換えるバイパスの建設が進みつつあるようで、現道の改良は最低限に留めて…

秋の道南・奥尻の旅 (41) 「意外な娯楽施設が」

道道 39 号線「奥尻島線」を南下して、「うにまる公園」の麓にある「赤石岬」にやってきました。岬の南側が赤石の集落です。 左側が「赤石岬」なのですが、道路はザクっと掘割にしてショートカットしています。 赤石川の手前を右折して山手に向かうと、なん…

秋の道南・奥尻の旅 (40) 「奥尻のシンボル『鍋釣岩』」

奥尻島の道道 36 号線「奥尻島線」を南に向かいます。ほどなく前方に、有名なあの岩が見えてきました。 はい。奥尻島のシンボルとも言える「鍋釣岩」ですね。奥尻はそれなりに広い島なのですが、この鍋釣岩は港から数百メートルのところにあります。かなり近…

アイヌ語地名の傾向と対策 (369) 「ニタンペツ川・セタナイ川・貫気別」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ニタンペツ川 nitat-petヤチ・川 (典拠あり、類型あり) 平取町東部を流れる貫気別(ぬきべつ)川の支流の名前です。「○○ベツ」とい…

アイヌ語地名の傾向と対策 (368) 「チベシナイ川・クッタリ川・ハトナイ川・ラムシナイ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) チベシナイ川 chi-pes-nay我ら・それに沿って下る・沢 (典拠あり、類型あり) 日高門別川の上流部で北から合流してくる支流の名前で…

秋の道南・奥尻の旅 (39) 「奥尻に上陸!」

瀬棚からハートランドフェリー「アヴローラおくしり」に乗って、奥尻島にやってきました。ついに車両甲板から奥尻島に降り立ちます!(ただし車で) ピントがボケちゃってますが、ENEOS のガソリンスタンドが見えます。港にガソリンスタンドがあるのは離島で…

ハートランドフェリー「アヴローラおくしり」乗船記(奥尻港下船編)

瀬棚港を出港して 1 時間近く経った午後 3 時頃、右手前方に奥尻島が見えてきました。 こうやって見てみると、結構大きな島ですね。 車両甲板へ そして更に 30 分ほどが経過したところで、車両甲板が開放されたとのアナウンスがありました。 ということなの…

ハートランドフェリー「アヴローラおくしり」乗船記(船内ウロウロ編)

船の真ん中は廊下のような通路になっています。そのため、実は「1 等和室」も左右二部屋にわかれています。 案内所兼売店 さて、1 等和室と 1 等和室の間の通路を前に歩いてゆくとエントランスホールがあって、そこには案内所兼売店があるのですが…… 居眠り…

ハートランドフェリー「アヴローラおくしり」乗船記(ポスター編)

奥尻行きのハートランドフェリー「アヴローラおくしり」は、定刻の 14:05 に瀬棚港を出港しました。 では、いざ奥尻へ! さて、時は順調に移ろい 40 分後……(寝てたのね)。さすがにそろそろ船内をウロウロしておかないといけませんよね。その内、奥尻に到着…

ハートランドフェリー「アヴローラおくしり」乗船記(一等和室編)

北海道と利尻・礼文、そして(北海道と)奥尻を結ぶフェリーを運行している「ハートランドフェリー」の「アヴローラおくしり」に乗船します。車両甲板への積載が終わったので、船室に向かいます。防水扉がお出迎えです。 更に階段を上がって…… ささっと一等…

アイヌ語地名の傾向と対策 (367) 「ピシナイ川・仁立内・ルイカナイ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ピシナイ川 ru-pes-nay?路・沿って下る・沢ru-pis-nay??路・浜・沢 (? = 典拠未確認、類型多数)(?? = 典拠なし、類型あり) 日高門…

アイヌ語地名の傾向と対策 (366) 「波恵・門別・幾千世」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 波恵(はえ) {hay-e}?その・イラクサ (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 日高本線の「豊郷駅」の近くを「波恵川」という川が流…

秋の道南・奥尻の旅 (38) 「停泊、下船、乗船」

ハートランドフェリーの奥尻航路で使われている「アヴローラおくしり」の接岸シーンを、割と詳細にお届けします(似たような記事が前にもあったような)。船尾部の船員さんが、ロープ(のようなもの)を海の中に投げ入れた……ように見えます。手前に見える地…

秋の道南・奥尻の旅 (37) 「アヴローラおくしり、瀬棚に入港」

奥尻からやってきたハートランドフェリーの「アヴローラおくしり」が、瀬棚港に到着しました。 「アヴローラおくしり」は一旦右に向きを変え…… 今度は左に向きを変え始めました。 どうやら、港内で 180 度向きを変えてから横付けするみたいですね。 江差←奥…

秋の道南・奥尻の旅 (36) 「フェリー到着待ち」

せたな町の「瀬棚フェリーターミナル」で、奥尻行きフェリーが来るのを待っています。ターミナルの西側(海側)に回ってみました。 ターミナルの海側にはバス専用の駐車場が並んでいます。一番ターミナル寄りの枠には「瀬棚号」と書いてあります。札幌から長…

秋の道南・奥尻の旅 (35) 「これがせたなの二刀流」

車検証片手に、瀬棚フェリーターミナルにやってきました。 フェリーターミナルにやってきたのは良いのですが、何故か「瀬棚フェリーターミナル」の文字が綺麗に剥がされています。これはちょっと不安になりますよね……(汗)。 これがせたなの二刀流 ターミナ…

秋の道南・奥尻の旅 (34) 「出た!子ども」

瀬棚の市街地を一望できる「立象山展望台」を後にして、再びフェリーターミナルに戻ることにしましょう。「青少年旅行村」の中央管理棟まで坂を下り…… そのまま急坂を下って馬場川沿いの道まで。 出た!子ども 川沿いの道を西に進路を取り、一路フェリーター…

アイヌ語地名の傾向と対策 (365) 「賀張・キシマツ川・慶能舞・ウシベツ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 賀張(かばり) kapar-sirar?平らな・岩kaparus?水中の平岩 (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 日高本線の「厚賀駅」は「厚別」…

アイヌ語地名の傾向と対策 (364) 「チライコッペ川・ウエンテシカン川・ヌモトル山・イタラッキ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) チライコッペ川 chiray-ko-ot-pe?イトウ・そこに・群在する・もの (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 里平川が厚別川と合流する…

秋の道南・奥尻の旅 (33) 「立象山展望台」

せたな町瀬棚区の「立象山展望台」に来ています。本来は特にこの展望台を見に来る予定は無かったのですが、フェリーターミナルに早く着きすぎてしまいましてね(汗)。 この写真だと現在位置がわかりやすいでしょうか。国道のすぐ近くの場所なんですが、国道…

「日本奥地紀行」を読む (58) 藤原 (1878/6/24~25)

引き続き、1878/6/24 付けの「第十一信」(本来は「第十四信」となる)を見ていきます。 私の召使い 今回は、久々の伊藤少年(伊藤鶴吉)特集です(笑)。伊藤少年はイザベラの通訳兼雑用係として旅に同行していますが、推薦状を持参せずにイザベラの前に現れ…

秋の道南・奥尻の旅 (32) 「あと 567 段」

瀬棚の市街地を一望できる高台にある「立象山公園」にやってきました。駐車場に車を停めてテクテク歩き始めたところ、「あじさい広場」という一角が見えてきました。 このまま坂道を上がっていけば展望台に辿り着けるのですが、上り坂がしんどい……じゃなくて…

秋の道南・奥尻の旅 (31) 「青少年旅行村」

瀬棚港フェリーターミナルに到着しました。この日は朝の 8 時に朝里のホテルを出発して、約 200 km を 4 時間ほどかけて走ってきました。……はい、実はまだ正午を少し回ったところだったんですね。奥尻行きのフェリーの出港が 14:05 ですから、さすがにちょっ…

秋の道南・奥尻の旅 (30) 「北檜山から瀬棚へ」

せたな町(旧・北檜山町)に入りました。目的地のフェリーターミナルまであと少しです。 ここはかつての北檜山町ですが、「せたな町役場」「せたな警察署」「せたな町立国保病院」など、せたな町を代表する施設の多くが北檜山にあるのですね。 真駒内から真…

アイヌ語地名の傾向と対策 (363) 「厚賀・厚別川・赤無」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 厚賀(あつが) 厚別と賀張合成地名 大狩部駅から苫小牧方面に向かうと、次の駅が「厚賀駅」です。厚賀駅は厚別川にかかる厚賀橋の北…

アイヌ語地名の傾向と対策 (362) 「芽呂川・エチナンゲップ山・里平」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 芽呂川(めろ──) mem-oro(-pet)泉地・その中(・川) (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 新冠町西部を流れる比宇川の南支流の…

秋の道南・奥尻の旅 (29) 「ジャガジャガジャガジャガ……」

美人が多いと絶賛アピール中の今金町ですが、川名や橋名はアイヌ語に由来するものが多いものの…… 集落の名前は、アイヌ語とは関係の無さそうなものが多そうです。 ちなみにこの「神丘」というところは、河岸段丘というか、すごくわかりやすい台地状の地形な…

秋の道南・奥尻の旅 (28) 「美人多し」

下ハカイマップ川に架かる「下博田橋」を渡って、今金町種川にやってきました。小学校もあるようですが、美利河小学校の校区は種川小学校に引き継がれたのでしょうか……? せたなまで、あと 18 km です。ちょうどお昼前だったのですが、奥尻行きの 61 便フェ…

秋の道南・奥尻の旅 (27) 「ハカイマップ三変化!」

国道 230 号の、かつての国鉄瀬棚線の跡を国道に転用した区間を走ります。花石トンネルを抜けて少し走ったところで、前方に橋が見えてきました。 「上ハカイマップ橋」 この橋の名が、また破壊力抜群の名前でして……。「上ハカイマップ橋」と言うのだそうです…

秋の道南・奥尻の旅 (26) 「瀬棚線の跡を走る」

美利河小学校を後にして、せたなへの移動を再開します。ただ、来た道をまっすぐ戻るのは芸がないので、美利河ダムのダム湖「ピリカ湖」を一周することにしましょう。 このまままっすぐ行くと、「カニカン岳」に行けるそうです。どことなく美味しそうな感じも…