Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

後志総合振興局

秋の道南・奥尻の旅 (137) 「ここから 310 m」

「上を向いて走ろう」キャンペーン(だったのか)は絶賛継続中です。 静狩にやってきました。sir-tukari で「山・の手前」という意味ですが、アイヌ語の音韻変化の法則で実際には sit-tukari と発音されます。故に「しっつかり」→「しずかり」となるわけです…

アイヌ語地名の傾向と対策 (424) 「来馬川・幌加朱太川・重別川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 来馬川(らいば──) ray-paro?流れが死んだように遅い・口(河口) (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 朱太川上流部の支流の名…

アイヌ語地名の傾向と対策 (423) 「先開・ウエンベツ川・ルロコマナイ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 先開(さっかい) 和名?sak-ika-us-i?夏・溢れる・いつもする・もの (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 黒松内町北部の地名で…

アイヌ語地名の傾向と対策 (422) 「オサナイ川・白炭・イサマナイ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) オサナイ川 o-sat-nay?河口・乾いている・沢 (? = 典拠未確認、類型多数) 添別川が朱太川に合流する地点のすぐ近くに「睦一号橋」と…

アイヌ語地名の傾向と対策 (421) 「熱郛・チョポシナイ・歌才」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 熱郛(ねっぷ) kunne-net-pet黒い・漂木・川 (典拠あり、類型あり) JR 函館本線は、黒松内駅から朱太川沿いを北に向かい、1.5 km …

アイヌ語地名の傾向と対策 (420) 「黒松内・添別・五十嵐」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 黒松内(くろまつない) {kur-mat}-oma-nay{日本人女性}・そこにいる・沢 (典拠あり、類型あり) 長万部の北、寿都の南にある町の名…

アイヌ語地名の傾向と対策 (419) 「昆布・目名・チリベツ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 昆布(こんぶ) {tokom-po}-nupuri?小さなコブ・山kom-p?曲がる・もの(川) (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) そろそろ蘭越町…

アイヌ語地名の傾向と対策 (418) 「森別川・茅沼川・フルチャツナイ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 森別川(もりべつ──) moyre-pet静かな・川 (典拠あり、類型あり) ニセコ西山連峰の最高峰である「雷電山」のずっと西に「雷電峠」…

アイヌ語地名の傾向と対策 (417) 「ホロシツナイ川・オサンナイ川・志根津川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ホロシツナイ川 poro-chis-nay大きな・中凹み・沢 (典拠あり、類型あり) 蘭越駅の西側に「大谷」という集落があり、そこから北に向…

アイヌ語地名の傾向と対策 (416) 「南部川・シイポンドペッピ川・ピンカリベツ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 南部川(なんぶ──) 南部川南部人の居た川nam-pe???冷たい・水 (??? = アイヌ語に由来するかどうか要精査) ペンケ目国内川の東隣を…

アイヌ語地名の傾向と対策 (415) 「蘭越・ニトヌプリ・ペンケ目国内川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 蘭越(らんこし) ranko-us-i桂(の木)・多くある・ところranko-us-nay桂(の木)・多くある・沢 (典拠あり、類型あり) ニセコ町の…

アイヌ語地名の傾向と対策 (414) 「ニセコ・カシュンベツ川・イヌフレベツ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ニセコ nisey-ko-an-pet断崖・そこに・ある・川 (典拠あり、類型あり) 北海道の中でも飛び抜けて国際的な町として有名なところです…

アイヌ語地名の傾向と対策 (413) 「倶知安」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 倶知安(くっちゃん) kut-sam-un-pe?崖・傍・ある・もの (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 羊蹄山の北にある町の名前で、函館…

秋の道南・奥尻の旅 (20) 「大外から一気に」

黒松内新道の「黒松内南 IC」の出口が見えてきました。奥には「黒松内 JCT」の料金所も見えますね。 そして、その料金所にやってきました。ETC レーンが 1 つ、一般レーンも 1 つのシンプルな構成です。 右か左か真ん中か ETC レーンを徐行で通過すると、こ…

秋の道南・奥尻の旅 (19) 「黒松内新道」

交叉点を左折して、黒松内 IC から「黒松内新道」に入ります。最初に目にするのが「白井川橋」です。 そして、橋を渡ったところに「動物注意」の警告標識があるのですが…… 何なんでしょう、この「見返り美人」っぽいポーズを決めたキタキツネさんは……。 いつ…

秋の道南・奥尻の旅 (18) 「赤井川、白井川」

郡界沢川沿いの国道 5 号で目名峠に向かいます。峠道なのでもちろん上り坂なのですが、ほぼ一直線の上、勾配もほぼ一定です。それでいて登坂車線も無いというのは、ちょっと珍しいような気も……。 黒松内新道の「黒松内 IC」まで、あと 6 km ですね。 カント…

秋の道南・奥尻の旅 (17) 「蘭越から目名へ」

蘭越の中心街を通り過ぎ、西側にやってきました。道路右側にクボタが、そして左側にはヤンマーのお店が見えますね。 へぇ~と思っていると、すぐ先の右側にヰセキのお店を発見。 いやいや、このラインナップの充実ぶりは凄いですよね! グランドスラム状態で…

秋の道南・奥尻の旅 (16) 「危険予知!」

前回の記事で、「危険予知クイズ」を出していたんでした。この写真から読み取れる「危険」とは何でしょうか、という話です。答は…… ……「スピード注意」ですね(汗)。見通しの良い直線で横断歩道があって、しかも「学童横断」のマークがある上に速度制限(お…

秋の道南・奥尻の旅 (15) 「なぜニセコに真狩が?」

倶知安から、国道 5 号で長万部に向かいます。「倶知安」と「長万部」はどちらも北海道らしい地名の典型ですよね。 倶知安町内の国道 5 号は片側 2 車線でしたが、やがて車線が減少して…… 「倶知安橋」で尻別川を渡ります。そのまま南南西に向かって走り続け…

秋の道南・奥尻の旅 (14) 「ツルハ?」

倶知安町の「西六号」こと国道 393 号線を南下して、国道 276 号との交叉点に向かいます。国道 393 号線はこの交叉点が終点です。 上の写真では赤いトラックの陰になっていますが、交叉点にこんな看板がありました。 さすがはセイコーマートです。遠い方の京…

秋の道南・奥尻の旅 (13) 「多少の高度差はものともせず」

倶知安町内の「西六号」こと、国道 393 号線を南に向かいます。天気が良ければ前方左側に羊蹄山が見える筈なんですが、この日は生憎の空模様でした。残念! それはそうと、ちと珍しい看板を見かけました。「交通誘導員がいます」と記されていますね。道内の…

秋の道南・奥尻の旅 (12) 「神話系の瑞祥地名」

国道 393 号「赤井川道路」で、倶知安町の「ポンクトサン川」沿いを西に向かいます。最初はこのような感じで「山の中の道」だったのですが……。 やがて視界が広がってきて、高原の中を走る道路っぽくなってきました。 久々の「橋シリーズ」は「旭橋」でした。…

秋の道南・奥尻の旅 (11) 「橋の名(ry」

赤井川から倶知安に抜ける国道 393 号「赤井川道路」の話題を続けます。道中の橋の名前が相変わらず良くわからないよね、という話でした。 残念ながら、全ての橋の名前を記録できているわけでは無いのですが、他にはこんなのがありました。 「彩雲橋」、そし…

秋の道南・奥尻の旅 (10) 「橋の名前(ry」

国道 393 号「赤井川国道」を西へと向かいます。このまままっすぐ行けば赤井川村の中心地なのですが…… 国道 393 号は、この先の交叉点を左折して、南隣の倶知安町に向かってしまいます。「赤井川国道」の割には、赤井川村の中心地を通っていなかったことに、…

秋の道南・奥尻の旅 (9) 「『賀老』の謎」

赤井川村の常盤というところにやってきました。この書き方だと「?」という印象しかありませんが、「キロロリゾートの入り口」と書けば「ああ!」と思われるかもしれません。実は「常盤」という名前のバス停もあります。 キロロリゾート自体は国道を外れた南…

秋の道南・奥尻の旅 (8) 「新作?単管バリケード」

国道 393 号線の「毛無山展望所」を出発して、赤井川方面に向かいます。 現在走行中のこの道は、便宜上「毛無峠」と呼ばれていますが、一般的な峠とは少々違って尾根伝いに鞍部を縦走するルートです。一般的な峠は鞍部を横断する場合が多いので、鞍部=峠の…

秋の道南・奥尻の旅 (7) 「毛無山展望所」

小樽から国道 393 号で赤井川方面に向かっています。前方右側に「毛無山展望所」があるとのことなので、行ってみましょう。 幸運なことに、展望台?のすぐ近くに車を停めることができました。と言うのも…… 連休明けの火曜日で、しかも朝の 9 時前ですからね…

秋の道南・奥尻の旅 (6) 「つづら折れの道」

国道 393 号は温根内川沿いを駆け上がります。まだ街中ですが、随分と急勾配になってきました。 程なく市街地を抜けて、森のなかに入ってゆきます。曲線半径 80 m のカーブは、北海道では結構な急カーブの部類に入りますね。 などと思っていたら、今度は「曲…

秋の道南・奥尻の旅 (5) 「奥沢十字街」

国道 5 号で小樽の市街地に向かっています。丘の上まで広がる街が見えてきました。小樽らしい眺めですね。 そして、街中に突如としてトンネルが出現するのも、いかにも小樽らしいですよね。 トンネルを抜けると小樽築港駅です。前方に高架橋が見えますが、実…

秋の道南・奥尻の旅 (4) 「謎の高架橋」

朝里川温泉から北上して、とりあえず国道 5 号に向かいます。ん、またしても前方に何やら橋が見えてきましたが…… どことなく、小ぶりの餘部鉄橋のようにも見えますが……。もちろん今度はループ橋ではありません。 そのまま直進すると、朝里の市街地が近づいて…