Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

道東の旅 2013/春 (56) 「その差僅かに 0.16 リットル」

重複区間をゆく 道東道の足寄 IC からは、国道 242 号を北へと向かいます。道幅が広くてまっすぐな、典型的な北海道の国道ですね。 この区間は国道 242 号と国道 274 号の重複区間でした。それにしてもこの標識、すんごく低い位置にあるのですが、何故なので…

道東の旅 2013/春 (55) 「右も左も道東道」

右も左も道東道 本別 JCT からは、道東自動車道北見線(本稿での通称)で足寄へと向かいます。……入力していて毎回困るのですが、この路線、正式にはどう呼べばいいんでしょうね。本別から浦幌に向かう路線も「道東自動車道」ですし、本別から足寄に向かう路…

道東の旅 2013/春 (54) 「今後が気になる本別 JCT」

ほぼ最東端のr(ry 池田本線料金所にやってきました。ここで本別 IC(あるいは足寄 IC)までの料金を支払います。 この日 3 度目の ETC ゲートを無事通過。この写真だと、残念ながら料金がいくらだったか見えませんね。札幌南本線料金所のように、ゲート…

道東の旅 2013/春 (53) 「池田 IC ご利用のお客様へのお願い」

池田 IC ご利用のお客様へのお願い 道東道の長流枝 PA にて、こんな掲示を見かけました。 「倉庫」と書かれた扉に、所狭しと貼ってあったのですが……。まずはこちらから。 「道東自動車道 池田インターをご利用のお客さまへ」と題して、入口料金所の写真が掲…

アイヌ語地名の傾向と対策 (198) 「ヌタポマナイ川・オロロップ・モトツ」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ヌタポマナイ川 nutap-oma-nay??山下の川沿いの平地・そこに入る・沢川 (?? = 典拠なし、類型あり) 旧・穂別町の北部を流れる川の名…

アイヌ語地名の傾向と対策 (197) 「サヌシュベ川・マツカシマップ川・ソソシ沢川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) サヌシュベ川 san-us-pe下る・いつもする・もの (典拠あり、類型あり) 旧・穂別町の北部を流れる川の名前で、穂別川の西支流です。…

道東の旅 2013/春 (52) 「長流枝限定? 幻のレアアイテム」

車速はなるべくキープしましょう 音更帯広 IC を過ぎると、今度は音更川を渡ります。このあたりは十勝川に注ぎ込む支流が多いですね。先ほどの鎮錬川は然別川と合流後に十勝川に注ぎますが、この音更川、そして、東隣を流れる士幌川は、いずれも直接そのまま…

道東の旅 2013/春 (51) 「モール温泉の草分け」

音更町=花時計? 帯広 JCT を直進して、そのまま東へと向かいます。次の「音更帯広 IC」まではおよそ 6 km です。 音更(おとふけ)町に入りました。このあたりでは、一般的なカントリーサインではなくて、独特の町境標識が用意されていますね。音更町は「…

道東の旅 2013/春 (50) 「芽室 IC から芽室帯広 IC に向かうためには帯広 JCT で流出」

魅惑の中央分離帯 十勝川を渡ったところで中央分離帯が復活します。今度は中央部に木も植えられていますね。白樺でしょうか。 ご覧の通り、分離帯の土手と白樺のおかげで、対向車線の車の姿を見ることはありません。……多分見えてないだけだと思います。もし…

道東の旅 2013/春 (49) 「帯広を通らない道東道」

十勝平野へ 道東道最後のトンネル(現時点で)となる「広内トンネル」を抜けた後も、道東道は日高山脈の山裾に沿ってゆっくりと高度を下げてゆきます。 3 % の下り坂が 4 km 続くのですね。気をつけないと速度超過してしまいそうです。 十勝清水 IC 十勝清水…

「日本奥地紀行」を読む (36) 春日部(春日部市)~栗橋(久喜市) (1878/6/11)

イザベラ・バード「日本奥地紀行」を読む(第36回) 1878/6/10 付けの「第六信」(本来は「第九信」)は分量が多かったからか、「日本奥地紀行」では「第六信」と「第六信(続き)」の二つに分割されていました。ここからは、「第六信(続き)」(本来は「第…

アイヌ語地名の傾向と対策 (196) 「クオーベツ・久留喜・登川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) クオーベツ ku-o-pet仕掛け弓・そこにある・川 (典拠あり、類型多数) 由仁町南東部を流れる、夕張川の支流の名前です。現在は字が廃…

アイヌ語地名の傾向と対策 (195) 「嶮淵川・コムカラ峠・安平」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 嶮淵川(けぬふち──) kene-pet?ハンノキ・川kene-puchi?ハンノキ川・河口 (? = 典拠あるが疑わしい、類型多数) 千歳市の最東部を水…

道東の旅 2013/春 (48) 「旧国境のそんなに長くないトンネルを抜けると」

ひろうちトンネル 旧国境のそんなに長くないトンネルを抜けると…… 新得町です。そして、程なく「広内トンネル」に差し掛かります。 ちなみにこの「広内トンネル」、「ひろない」ではなく「ひろうち」と読みます。「内」はアイヌ語の nay の当て字として使わ…

道東の旅 2013/春 (47) 「狩勝峠の想定ルートは三つあった」

狩勝第 1 トンネル トマム IC を通過して南富良野町に入ると、程なく「狩勝第 1 トンネル」が近づいてきます。 さすがに、今更「道東道のトンネル特集」をすることになるとは思っていなかったので、きちんと写真は撮れていないのですが…… 長さは 2,350 m だ…

道東の旅 2013/春 (46) 「南へは行けないトマム IC」

ホロカ信号場 「下トマムトンネル」を抜けると、緩やかなカーブの先に JR の高架が見えてきました。どうやらこれが「ホロカ信号場」のようですね。 ちなみに、この「ホロカ信号場」、開設当初は「トマム信号場」だったのだそうです。「石勝高原駅」が「トマ…

道東の旅 2013/春 (45) 「今度は 4 連続!」

今度は 4 連続! 道東道の占冠 IC からトマム IC の間は、鵡川沿いに遡っていくだけなのですが、既に狭隘な渓谷に沿って JR 石勝線や道道 136 号が存在するため、道東道は川沿いに 4 つのトンネルを連ねて狭隘部をクリアしています。 東占冠トンネル ここま…

道東の旅 2013/春 (44) 「南北に便利な占冠 IC」

南北に便利な占冠 IC 「むかわ穂別 IC」から数多のトンネルをくぐって、ようやく占冠 IC にやってきました。「占冠」「富良野」「日高」とありますが、改めて考えてみると国道 237 号線のおかげで使い勝手のいい IC になってますね。 占冠 IC を通過して、東…

アイヌ語地名の傾向と対策 (194) 「長都・根志越・祝梅」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 長都(おさつ) o-sat-nay河口・乾く・川 (典拠あり、類型多数) 千歳市北部の地名・川名で、同名の駅もあります。これは簡単ですね…

アイヌ語地名の傾向と対策 (193) 「フモンケ・真々地・内別川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) フモンケ hum-{un-ke}-i?音・{出す}・ところ (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 安平町西部の川名・旧地名。一見「???」とな…

道東の旅 2013/春 (43) 「この先も、トンネルネタが続きます」

この先も、トンネルが続きます 蛇紋岩との死闘の末に勝ち取った感のある「穂別トンネル」を抜けると占冠村ニニウですが、ニニウから占冠 IC まではもう少し距離があります。一般道では「赤岩青巖峡」沿いを進むことになるのですが、道東道はいくつかのトンネ…

道東の旅 2013/春 (42) 「蛇紋岩の恐怖」

北海道で二番目に長いトンネルの物語 さて、「北海道で二番目に長いトンネル」である「穂別トンネル」ですが…… (Wikimedia Commons より借用。この作品の著作権者である GOXZ7 氏は、この作品を以下のライセンスで提供しています。: クリエイティブ・コモン…

道東の旅 2013/春 (41) 「この先、トンネルが続きます」

穂別の新・玄関口 長さ 4,170 m の「大夕張トンネル」を抜けると…… 程なく「むかわ穂別 IC」です。 少し余計なことを書いておきますと、「むかわ穂別 IC」から旧・穂別町の中心部までは約 20 km ほどあります。それでも、日高自動車道の「鵡川 IC」よりは遙…

道東の旅 2013/春 (40) 「トンネル三段重ね」

久留喜トンネル 夕張 IC を過ぎてから、最初に差し掛かるのが「久留喜トンネル」です。 「久留喜」はアイヌ語っぽいですが、どんな意味なんでしょうね。ちょっと気になるので、近いうちに調べてみたいと思います。 開通してから一年以上経っている筈ですが、…

道東の旅 2013/春 (39) 「懐かしの『穂別』」

夕張へ さて。栗山町に入ってから約 3 分後…… 今度は夕張市に入りました。なかなか分かりやすいカントリーサインですね。 このあたりから、段々とトンネルが増えてゆきます。 かつての終点・夕張 IC 「夕張トンネル」を抜けると、程なく夕張 IC が見えてきま…

アイヌ語地名の傾向と対策 (192) 「当麻内・ラフナイ川・遠浅」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 当麻内(とうまない) to-oma-nay沼・そこにある・沢川 (典拠あり、類型多数) 厚真町を流れる川の名前で、かつては同名の地名もあり…

アイヌ語地名の傾向と対策 (191) 「周文・軽舞・野安部」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 周文(しゅうぶん) supun-petウグイ・川 (典拠あり、類型多数) 新日本海フェリーの苫小牧東港ターミナルは、その名に反してお隣の…

道東の旅 2013/春 (38) 「由仁町の由仁 PA」

由仁 PA まであと 4km 追分町 IC が見えてきましたが、そのまま道東道を東へと向かいます。 相変わらず「動物注意」の看板が多いですが…… さて。前方の高架橋に、なにやら横断幕が掲げられています。 「事故多発」そして「由仁PAまであと4km」とありますね。…

道東の旅 2013/春 (37) 「鹿 注意」

キウス PA と由仁 PA さてさて。千歳 JCT からは道東道を東へと進みます。 3 km 先にはキウス PA が、そして 18 km 先には由仁 PA があります。由仁 PA はこの区間の道東道が開通したときには未供用で、夕張と占冠の間が開通したタイミングで供用開始となっ…

道東の旅 2013/春 (36) 「驚きの札幌南料金所」

札幌南本線料金所にて 道央自動車道を南へ向かいます。次は札幌南の本線料金所ですね。 札幌南の本線料金所が見えてきました。ETC レーンは右と左に一つずつあるようなので、右のレーンに向かいましょう。 ゆっくりと減速して……通過します。 すると……うわっ…