Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

アイヌ語地名の傾向と対策 (361) 「元神部・ブケマ・美宇」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 元神部(もとかんべ) mo-tukan-pes-pet??静かな・撃つ・川 (?? = 典拠なし、類型あり) 厚別川の中流部に注ぐ東支流の名前です。も…

アイヌ語地名の傾向と対策 (360) 「節婦・大狩部・受乞」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 節婦(せっぷ) pon-sep-pet小・広くある・川 (典拠あり、類型あり) JR 日高本線の新冠駅から苫小牧方面に向かうと、次の駅が「節婦…

秋の道南・奥尻の旅 (24) 「美利河ダムで小休止」

今金町美利河の国道沿いにある駐車場に車を停めて、少し周辺を散策してみることにしました。 このアングルだとふつーの駐車場に見えますが、実は…… 目の前に「美利河ダム」があったりします。案内板を正面から見てみると…… こうなっていまして。ちなみに現在…

秋の道南・奥尻の旅 (23) 「美利河峠」

道央道を国縫 IC で流出して、国道 230 号でせたなに向かいます。……プリウスも結構最低地上高が低いんですね(汗)。 国道 230 号に入りました。山の中の快適な一本道です。前方に道路情報表示板がありますが…… 「秋の全国交通安全運動 実施中」に…… 「子ど…

秋の道南・奥尻の旅 (22) 「国縫 IC」

片側一車線・対面交通の道央道で路肩に車が止まっていると少々ドキッとする(逃げ場がないので)のですが、対向車線にはもっとドキッとする光景がありました。 現代の車両と道路のスペックを考えると、現状の制限速度は適切ではない……として、一部区間で制限…

秋の道南・奥尻の旅 (21) 「アール・デコ調でスピード注意」

道央道で長万部町に入ったところで、追い越し車線は惜しまれつつ終了しました。 そして、前方左側に長万部町静狩の海岸が見えてきたのですが、道路脇にアール・デコ調の(たぶん違う)こんなアートな看板が! 「この先長い下り坂 スピード注意!」と書かれて…

秋の道南・奥尻の旅 (20) 「大外から一気に」

黒松内新道の「黒松内南 IC」の出口が見えてきました。奥には「黒松内 JCT」の料金所も見えますね。 そして、その料金所にやってきました。ETC レーンが 1 つ、一般レーンも 1 つのシンプルな構成です。 右か左か真ん中か ETC レーンを徐行で通過すると、こ…

アイヌ語地名の傾向と対策 (359) 「ヌカンライ沢川・ブイラル別川・ルイベツ岳」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ヌカンライ沢川 nukar-{ine-p}??1見える・{四つ}nokan-nay??2細かい・沢 (??1 = 典拠あるが疑問点あり、類型未確認)(??2 = 典拠な…

アイヌ語地名の傾向と対策 (358) 「シュウレルカシュペ沢・保留寒山」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) シュウレルカシュペ沢 si-{usis-kina}-us-pet?主たる・{エゾフユノハナワラビ}・多くある・川si-usis(-kina)-kar-pet?主たる・エゾフ…

秋の道南・奥尻の旅 (19) 「黒松内新道」

交叉点を左折して、黒松内 IC から「黒松内新道」に入ります。最初に目にするのが「白井川橋」です。 そして、橋を渡ったところに「動物注意」の警告標識があるのですが…… 何なんでしょう、この「見返り美人」っぽいポーズを決めたキタキツネさんは……。 いつ…

秋の道南・奥尻の旅 (18) 「赤井川、白井川」

郡界沢川沿いの国道 5 号で目名峠に向かいます。峠道なのでもちろん上り坂なのですが、ほぼ一直線の上、勾配もほぼ一定です。それでいて登坂車線も無いというのは、ちょっと珍しいような気も……。 黒松内新道の「黒松内 IC」まで、あと 6 km ですね。 カント…

秋の道南・奥尻の旅 (17) 「蘭越から目名へ」

蘭越の中心街を通り過ぎ、西側にやってきました。道路右側にクボタが、そして左側にはヤンマーのお店が見えますね。 へぇ~と思っていると、すぐ先の右側にヰセキのお店を発見。 いやいや、このラインナップの充実ぶりは凄いですよね! グランドスラム状態で…

秋の道南・奥尻の旅 (16) 「危険予知!」

前回の記事で、「危険予知クイズ」を出していたんでした。この写真から読み取れる「危険」とは何でしょうか、という話です。答は…… ……「スピード注意」ですね(汗)。見通しの良い直線で横断歩道があって、しかも「学童横断」のマークがある上に速度制限(お…

「日本奥地紀行」を読む (57) 小佐越~藤原 (1878/6/24)

引き続き、1878/6/24 付けの「第十一信」(本来は「第十四信」となる)を見ていきます。イザベラは現在の日光市小佐越(旧・塩谷郡藤原町)にやってきました。 私の馬子 イザベラは日光から馬を乗り継ぎながら小佐越までやってきましたが、馬をレンタルする…

アイヌ語地名の傾向と対策 (357) 「パンケサツヤチ沢・ペンケシュウイカナイ沢・アイマベツ沢」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) パンケサツヤチ沢 panke-sat-yachi川下の・乾いた・谷地 (?? = 典拠なし、類型あり) 新冠川の岩清水ダムから更に上流に遡ったところ…

アイヌ語地名の傾向と対策 (356) 「ホロピナイ沢・ピンネ沢・オケルンペ沢」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ホロピナイ沢 hasinaw-us-nay?1枝幣・多くある・沢kor-pa-us-nay?1フキ・頭・多くある・沢poro-pi-nay?2大きな・石・沢 (?1 = 典拠あ…

秋の道南・奥尻の旅 (15) 「なぜニセコに真狩が?」

倶知安から、国道 5 号で長万部に向かいます。「倶知安」と「長万部」はどちらも北海道らしい地名の典型ですよね。 倶知安町内の国道 5 号は片側 2 車線でしたが、やがて車線が減少して…… 「倶知安橋」で尻別川を渡ります。そのまま南南西に向かって走り続け…

秋の道南・奥尻の旅 (14) 「ツルハ?」

倶知安町の「西六号」こと国道 393 号線を南下して、国道 276 号との交叉点に向かいます。国道 393 号線はこの交叉点が終点です。 上の写真では赤いトラックの陰になっていますが、交叉点にこんな看板がありました。 さすがはセイコーマートです。遠い方の京…

秋の道南・奥尻の旅 (13) 「多少の高度差はものともせず」

倶知安町内の「西六号」こと、国道 393 号線を南に向かいます。天気が良ければ前方左側に羊蹄山が見える筈なんですが、この日は生憎の空模様でした。残念! それはそうと、ちと珍しい看板を見かけました。「交通誘導員がいます」と記されていますね。道内の…

秋の道南・奥尻の旅 (12) 「神話系の瑞祥地名」

国道 393 号「赤井川道路」で、倶知安町の「ポンクトサン川」沿いを西に向かいます。最初はこのような感じで「山の中の道」だったのですが……。 やがて視界が広がってきて、高原の中を走る道路っぽくなってきました。 久々の「橋シリーズ」は「旭橋」でした。…

秋の道南・奥尻の旅 (11) 「橋の名(ry」

赤井川から倶知安に抜ける国道 393 号「赤井川道路」の話題を続けます。道中の橋の名前が相変わらず良くわからないよね、という話でした。 残念ながら、全ての橋の名前を記録できているわけでは無いのですが、他にはこんなのがありました。 「彩雲橋」、そし…

アイヌ語地名の傾向と対策 (355) 「スタップ川・パンケウクツライ川・ツウイ沢」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) スタップ川 put-tap??口・肩 (?? = 典拠なし、類型あり) 新冠川中流部の北支流の名前です。そう、「スタップ川」はこんなところに実…

アイヌ語地名の傾向と対策 (354) 「滑若・ポキアップ川・アブカシャンペ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 滑若(なめわっか) nam-wakka冷たい・水 (典拠あり、類型多数) 新冠川中流部の旧地名・旧村名ですが、現在は改名されてしまい、唯…

秋の道南・奥尻の旅 (10) 「橋の名前(ry」

国道 393 号「赤井川国道」を西へと向かいます。このまままっすぐ行けば赤井川村の中心地なのですが…… 国道 393 号は、この先の交叉点を左折して、南隣の倶知安町に向かってしまいます。「赤井川国道」の割には、赤井川村の中心地を通っていなかったことに、…

秋の道南・奥尻の旅 (9) 「『賀老』の謎」

赤井川村の常盤というところにやってきました。この書き方だと「?」という印象しかありませんが、「キロロリゾートの入り口」と書けば「ああ!」と思われるかもしれません。実は「常盤」という名前のバス停もあります。 キロロリゾート自体は国道を外れた南…

秋の道南・奥尻の旅 (8) 「新作?単管バリケード」

国道 393 号線の「毛無山展望所」を出発して、赤井川方面に向かいます。 現在走行中のこの道は、便宜上「毛無峠」と呼ばれていますが、一般的な峠とは少々違って尾根伝いに鞍部を縦走するルートです。一般的な峠は鞍部を横断する場合が多いので、鞍部=峠の…

秋の道南・奥尻の旅 (7) 「毛無山展望所」

小樽から国道 393 号で赤井川方面に向かっています。前方右側に「毛無山展望所」があるとのことなので、行ってみましょう。 幸運なことに、展望台?のすぐ近くに車を停めることができました。と言うのも…… 連休明けの火曜日で、しかも朝の 9 時前ですからね…

秋の道南・奥尻の旅 (6) 「つづら折れの道」

国道 393 号は温根内川沿いを駆け上がります。まだ街中ですが、随分と急勾配になってきました。 程なく市街地を抜けて、森のなかに入ってゆきます。曲線半径 80 m のカーブは、北海道では結構な急カーブの部類に入りますね。 などと思っていたら、今度は「曲…

アイヌ語地名の傾向と対策 (353) 「リライベツ川・セブ川・トマチャイン川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) リライベツ川 ri-ray-pet?高い・死んだように流れの遅い・川 (?? = 典拠なし、類型あり) 新冠町明和のあたりで新冠川に合流する東支…

アイヌ語地名の傾向と対策 (352) 「万世・アクマップ川・古岸」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 万世(ばんせい) maw-ni-us-oroハマナスの実・木・ある・ところ (典拠あり、類型あり) 肉の美味しい季節になりました(年中いつで…