Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (110)「雨竜川、またその先に雨竜川」

JR 函館線の妹背牛駅にやってきました。キュービズムの影響が色濃く感じられる駅舎ですね(それは違うような)。 下り線のホームと上り線のホームが若干オフセットされた配置のようで、間に跨線橋が設けられています(開設当初は構内踏切だったのかもしれま…

アイヌ語地名の傾向と対策 (665) 「金駒内・オヤルフツナイ川・登駒内川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 金駒内(きんこまない) kim-un-oma-nay?山・に行く・そこに入る・川 (? = 典拠…

アイヌ語地名の傾向と対策 (664) 「セタキナイ川・モセタキナイ川・白茶内山」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 セタキナイ川 setakko-nayずいぶん長い間・川 (典拠あり、類型あり) 初山別川の…

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (109)「妹背牛駅と見せかけて」

「妹背牛温泉ペペル」に隣接した味処「米里」(べいりー)でお昼ごはんを頂いて、再び車に戻りました。まずは総合体育館の前の道を東北東に向かって…… 左折して、北北西に向かいます。 180 m ほど走ったところで、道路は 90 度左に向きを変えます。妹背牛町…

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (108)「『米里』と書いて『べいりー』と読む」

「妹背牛温泉ペペル」にやってきました。建物の前には「妹背牛町営バス」のバス停があり、駅に向かうバスが一日一本……じゃなくて、月水金にそれぞれ一本ずつやってくるようです。コミュニティバスは特定の曜日にしか運行されないものが良くありますが、民間…

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (107)「初めての妹背牛町」

雨竜川にかかる風格のあるトラス橋である「筑紫橋」を渡って、秩父別町に入りました。Day 2 で「秩父別 PA」に立ち寄って以来、数日ぶりに戻ってきたことになります。 秩父別町のカントリーサインを拡大してみたのですが……何なんでしょうコレ(汗)。 国道 2…

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (106)「我らが通行する『筑紫橋』」

「速く! 安心! 快適に! 通行無料」な深川留萌道には目もくれず、国道 275 号で美馬牛川を渡りました。北竜町に入ります。 北竜町のカントリーサインは、おなじみの「ひまわり」です。なにしろひまわり好きが嵩じて IC の名前まで「北竜ひまわり IC」にす…

「日本奥地紀行」を読む (92) 黒沢?(胎内市?)~沼(関川村) (1878/7/10)

イザベラ・バードの「日本奥地紀行」(原題 "Unbeaten Tracks in Japan")には、初版(完全版)と、いくつかのエピソードが削られた普及版が存在しますが、今日は引き続き、「普及版」をベースに「第二十二信」を読み進めます。 がたがた揺られる旅 イザベラ…

アイヌ語地名の傾向と対策 (663) 「ヤキツナイ川・茂築別川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 ヤキツナイ川 ya-un-ki-us-nay??山・に入る・茅・多くある・川yanke-us-nay??陸揚…

アイヌ語地名の傾向と対策 (662) 「マスナイ川・チライベツ川・主馬内沢川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 マスナイ川 mas-us-nayカモメ・多くいる・川 (典拠あり、類型あり) 国道 232 号…

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (105)「速く! 安心! 快適に!」

「右っ! 右だよ! 右だかんね! みんな右だからっ!」と全力でアピール中の交叉点にやってきました。 ここまでアピールされたのに左折して秩父別に向かうわけにもいきませんので、ここは素直に右折します(珍しく素直だね)。 素直に右折したところ、なんと…

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (104)「創英角ポップ体」

「竜水橋」で雨竜川を渡って、沼田町に入りました。沼田町のカントリーサインはホタルなんですね。 右カーブの警告標識はすっかり色が褪せてしまっていますが、その下に「沼田町」の文字が。昔はイラストの入ったカントリーサインなどは無くて、みんなこんな…

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (103)「一にして已む」

国道 275 号の「幌加内トンネル」を抜けると、そこには……ジェイ・アール北海道バスの姿が。もしかして朱鞠内で見かけたバス……と思ったのですが、朱鞠内で見かけたのは名寄行きだったので、このバスとは完全に逆方向だったのでした。 ちなみに、ここから先は…

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (102)「幌加内川沿いを遡る」

「豪雪地帯あるある」の「謎に広いメインストリート」区間が終了して、ふつうの幅の国道に戻りました。左に見えるのは幌加内中学校でしょうか。この場所に中学校があるということは、幌加内には丘が少ないのかな……と思ったりもしたのですが、確かに集落のま…

「日本奥地紀行」を読む (91) 中条(胎内市)~ ? (1878/7/10)

イザベラ・バードの「日本奥地紀行」(原題 "Unbeaten Tracks in Japan")には、初版(完全版)と、いくつかのエピソードが削られた普及版が存在しますが、今日は引き続き、「普及版」をベースに「第二十二信」を読み進めます。 騒々しいお祭り イザベラ一行…

アイヌ語地名の傾向と対策 (661) 「ヌップコマナイ川・ニカリウシナイ川・ポンニカリウシナイ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 ヌップコマナイ川 nupka-oma-nay?野原・そこに入る・川 (? = 典拠あるが疑問点あ…

アイヌ語地名の傾向と対策 (660) 「計那詩川・シリイチ沢川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 計那詩川(けなし──) panke-kenas-pa-oma-nay川下側の・川沿いの林野・かみ・そ…

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (101)「雨煙別、上幌加内、幌加内」

「第三雨竜川橋梁」を見終えたので、そろそろ車に戻りましょう。 我が相棒ですが、前の日は虫まみれの見るも無残な状態だったので、朝イチに名寄で洗車してもらったのでした。ですのでピッカピカやでぇ(どやっ)……という筈だったのですが…… ああああ(汗) …

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (100)「第三雨竜川橋梁」

幌加内町添牛内から国道 275 号を南に向かいます。幌加内と言えば「蕎麦」……ということで、雄大なそば畑の眺め、素晴らしいですよね。 南北に長い幌加内町には朱鞠内湖と三つの盆地があります。三つの盆地の中で最も北に位置するのが添牛内駅のあったあたり…

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (99)「幌加内町添牛内」

道道 528 号「蕗の台朱鞠内停車場線」の通行止めゲートが「いつも通り」だったことを見届けたので、U ターンして南に向かいます。朱鞠内湖畔に向かう道との交叉点まで戻ってきました。 左折すれば朱鞠内湖畔……だったのですが、あっさり直進して国道 275 号ま…

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (98)「空白の『開通予定』」

国道 275 号の「えんじん橋」を駆け下りると、前方に T 字路が近づいてきました。どうやら普通の T 字路のようで、国道 275 号と言えども一時停止が必要なようです。 伝統を大切に(ぉぃ 国道 275 号を南下して幌加内町の添牛内や北竜町の碧水に向かうには、…

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (97)「橋の名前を思案する(またか)」

道道 688 号「名寄遠別線」の名寄側の終点を見に行く……筈だったのですが、意外や意外、母子里の交叉点からそれほど遠くないゲートで通行止めになっていました。こうなっては引き返すほか仕方がありません。 ということで、道道 688 号で母子里交叉点方面に戻…

アイヌ語地名の傾向と対策 (659) 「オシリウシナイ川・チエズンドー川・カマッカオマップ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 オシリウシナイ川 ururu-un-nay?土手が・そこに入る・川urir-un-nay?鵜・いる・川…

アイヌ語地名の傾向と対策 (658) 「ホロナイ川・オシルスナイ川・ヤオシルスナイ川・オコツナイ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 ホロナイ川 poro-nay大きな・川 (典拠あり、類型多数) 苫前の市街地のすぐ南を…

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (96)「道道 688 号・名寄側の終点」

北海道電力の「雨竜発電所」を横目に眺めながら、道道 729 号「朱鞠内風連線」を西に向かいます。名寄市と幌加内町の境界は、定番の分水嶺上にあります。 幌加内町のカントリーサインは「- 41.2 ℃」の観測史上最低気温(でしたっけ)をあしらったものです。 …

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (95)「北海道電力雨竜発電所」

国道 40 号で風連町(現在は名寄市風連町)の中心部に向かっていましたが、セイコーマートの前の交叉点を右折して、国道 40 号から離れます。 真西に向かう道路はおそらく市道だと思われますが、途中で風連駅からやってきた道道 729 号「朱鞠内風連線」と合…

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (94)「リバーシブルな雪質日本一」

「名寄公園」から道道 538 号と道道 798 号で西に向かって、国道 40 号まで戻ってきました。左折して、旭川方面に向かいます。 毎度おなじみの国道 40 号の景色です。 「名寄美深道路」の起点である名寄 IC は、実は名寄の市街地の南側にあります。「名寄南 …

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (93)「『キマロキ』のおまけの『ヨ』」

名寄市は「名寄公園」の近くに展示されている「キマロキ編成」の話題も今日で最終回となりました。最後尾には車掌車である「ヨ 4456」が連結されています。腕木式信号機も設置されていて、雰囲気を高めていますね。 逆アングルから眺めてみます。ガラス窓の…

夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (92)「『キマロキ』の後ろの『キ』」

準鉄道記念物「キマロキ編成」の 4 両目、後ろの「キ」である蒸気機関車「D51 398」の話題です。D51 は言わずと知れた、日本の貨物用蒸気機関車の標準形式とも言えるものでした。この車両は連接棒が赤く塗装されていたり縁取りが白かったりで、随分とおめか…

アイヌ語地名の傾向と対策 (657) 「アノトロマ川・札足辺山・ヤシコワンナイ沢」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 アノトロマ川 ar-utur-oma-nayもう一方の・間・そこに入る・川 (典拠あり、類型…