Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

冬の北海道の旅 (105) 「畑の中の樹海ロード」

国道 234 号で栗山町に入りました。山が夕張川のすぐ傍まで迫っているので、このあたりはまるで JR と国道が狭い用地を奪い合っているようです。 しばらく対向車の姿を見かけないなぁ……と思ったのですが、随分とイカした(死語?)除雪車がやってきました。 …

冬の北海道の旅 (104) 「栗沢、栗丘、栗山……」

国道 234 号「由仁国道」を南に向かいます。このまままっすぐ南下すれば三川、そしてやがては苫小牧にたどり着きます。ちなみにこの先を左折すると栗沢町茂世丑です。割と難読な地名ですが、「妹背牛」が読める人には楽勝かもしれませんね。 さぁ、このまま…

冬の北海道の旅 (103) 「想い出の "SPAR" ふたたび」

岩見沢 IC のランプウェイを左に曲がって…… 南行きの国道 234 号に合流します。薄っすらと赤みがかった空が美しいですね。 道道 38 号は、かつての国鉄万字線沿いに美流渡・万字を経由して、最終的には峠を越えて夕張に向かいます。今回は「毛陽」ではなくて…

冬の北海道の旅 (102) 「三笠北海盆おどり」

光珠内から道央道で更に南へと進みます。次は三笠 IC ですが、そう言えば「三笠 桂沢湖」と書いてありますね。桂沢湖は幾春別川の「桂沢ダム」で区切られた人工湖なんですが、IC の案内に表示されるような有名スポットだったんだなぁ……と。 「三笠市」という…

冬の北海道の旅 (101) 「アイヌ語・日本語・英語のトリプルコンボ」

「日本最北の料金所」である士別剣淵 IC から、道央道をばひゅーんと南に向かいます。これは砂川市に入ったあたりですが、左側の雪壁がなんだか凄いですね……。 そして、雪壁の向こう側にはこんな標識が。 動物注意の標識は良く見かけますが、ここまでデフォ…

アイヌ語地名の傾向と対策 (427) 「長万部・ナイベコシナイ川・キュウシバッタリ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 長万部(おしゃまんべ) o-samam-pet河口・横になっている・川 (典拠あり、類型あり) 黒松内の南に位置する噴火湾沿いの町の名前で…

アイヌ語地名の傾向と対策 (426) 「静狩・オタモイ山・写万部山」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 静狩(しずかり) sit-tukari山・の手前 (典拠あり、類型あり) 室蘭本線の小幌駅と長万部駅の間にある駅の名前です。ということで、…

冬の北海道の旅 (100) 「石組みのかまくら?」

記念すべき(そうでもない)第 100 回の記事です。旅は少しずつ終わりが見えてきましたが、もう暫くおつきあいくださいませ。 石組みのかまくら? 鷹栖町と旭川市の境界線を行ったり来たりしながら(道央道を走っているだけなのですが)、旭川鷹栖 IC にやっ…

冬の北海道の旅 (99) 「『オオカミの桃』でおなじみの」

道央道「比布大雪 PA」での休憩を終了して、本線に戻ります。 比布町と旭川市の境界には「突哨山」という山が聳えています。道央道は突哨山の北側を抜けますが、掘割状の構造で一気に通り抜けます。市町境にカントリーサインがあるのですが、 掘割状の地形な…

冬の北海道の旅 (98) 「未確認生物?」

道央自動車道の塩狩峠を越えます。名寄から旭川に向かうには、どこかで天塩川水系と石狩川水系の分水嶺を越えないといけないのですが、いつの時代も塩狩峠経由がベストルートらしく、JR 宗谷本線・国道 40 号・道央自動車道のすべてが塩狩峠を経由しています…

冬の北海道の旅 (97) 「トマトもすなるクロカンスキー」

「日本最北の料金所」を通過して、道央道に入ります。相変わらず逆光が眩しいですが…… 基本は片側一車線ですが、時折現れる追越車線で前車を追い越します。 追越車線も終了し、片側一車線に戻ります。無駄に中央分離帯が広いのは、道内の高速道路の大きな特…

「日本奥地紀行」を読む (68) 高田(会津美里町)~坂下(会津坂下町) (1878/6/28~29)

引き続き、1878/6/30 付けの「第十三信」(初版では「第十六信」)を見ていきます。イザベラ一行はいつもの「招かれざる大歓迎」を受けて、ほうほうの体で高田(会津美里町)を脱出した……と思われたのですが、実はさらっと「社会見学」も済ませていたようで…

アイヌ語地名の傾向と対策 (425) 「小幌・辺加牛・鼠の鼻」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 小幌(こぼろ) kew-poru?死体・洞窟 (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 長万部町と豊浦町の町境上にある室蘭本線の駅の名前で…

アイヌ語地名の傾向と対策 (424) 「来馬川・幌加朱太川・重別川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 来馬川(らいば──) ray-paro?流れが死んだように遅い・口(河口) (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 朱太川上流部の支流の名…

冬の北海道の旅 (96) 「日本最北の料金所」

国道 40 号の交叉点を左折して、道央道の士別剣淵 IC に向かいます。 左にカーブしたその先には…… 何もありません(汗)。いえ、若干道幅が広くなっていることでお気づきかもしれませんが、かつてここには料金所のブースがありました。 現在は、料金所が本線…

冬の北海道の旅 (95) 「大野生の小さな?お店」

士別の市街地を南北に貫く国道 40 号で、一路南に向かいます。 ところで、こちらのお店なんですが、前に一度見かけてからとても気になっていました。「大野生」の花店とは、どんだけワイルドなんだ……と思ったものです。 もちろん、これは読み間違いなんです…

冬の北海道の旅 (94) 「士別名物サフォーク羊」

名寄で「看板」と言えば、もちろん「モダ」ではなくヤマト運輸の営業所の近くにあるこの看板……ですよね? 実はこの看板、南側は赤地の看板なのですが、北側は水色ベースになっています。書かれている内容は全く同じで「雪質日本一」です。 東北・北海道のセ…

冬の北海道の旅 (93) 「赤くて黄色いアレ」

氷柱が鈴なりだった名寄駅を後にして、国道 40 号を目指します。 駅前のバス停の横を通り過ぎ…… 大通南 7 丁目の交叉点を左折して、再び南に向かいます。 この広い道路、名寄駅前から南は道道 540 号「名寄停車場線」と言うのだそうですが、片側 2 車線の快…

冬の北海道の旅 (92) 「厳冬の名寄駅」

名寄市に入りました。引き続き国道 239 号を西に向かいます。 このあたりの地名は……というか、名寄市の全体的な傾向ですが、アイヌ語の地名は失われているケースが多いようですね。 国道 239 号は 2 つの右カーブで 100 度近く向きを変えます。この先を左折…

アイヌ語地名の傾向と対策 (423) 「先開・ウエンベツ川・ルロコマナイ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 先開(さっかい) 和名?sak-ika-us-i?夏・溢れる・いつもする・もの (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 黒松内町北部の地名で…

アイヌ語地名の傾向と対策 (422) 「オサナイ川・白炭・イサマナイ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) オサナイ川 o-sat-nay?河口・乾いている・沢 (? = 典拠未確認、類型多数) 添別川が朱太川に合流する地点のすぐ近くに「睦一号橋」と…

冬の北海道の旅 (91) 「上名寄跨線橋」

「万里の長城」を後にして、国道 239 号に戻ります。「万里の長城」の外郭道路を北に向かい…… 前方にほぼドライ路面の道路が見えてきました。国道 239 号ですね。 微妙に融けかけの雪が残る国道 239 号に戻ってきました。「交通安全の町」の上には「おいでよ…

冬の北海道の旅 (90) 「続・万里の長城」

下川町の「万里の長城」の話題を続けます。 この「万里の長城」、うぃきぺの記述を見る限り、なんとなーく作ってしまって後で許可もらっちゃいました、という感じがするのですが……。ここで「歴史」を見ておきましょう。 歴史 1981年 - 町の職員が中国を訪問…

冬の北海道の旅 (89) 「万里の長城!」

国道 239 号から離れて、道々 101 号「下川愛別線」を南に向かいます。この先に「桜ヶ丘公園」という公園があると言うのですが……。逆光で随分と見づらいですが、この先を右折すれば良いようです。 右折した先は、除雪もほどほどな道でした。湿気さえ少なけれ…

冬の北海道の旅 (88) 「二の橋跨線橋」

それでは、道の駅「にしおこっぺ花夢」を後にして、再び Go West~ です。 国道 239 号は昼の日差しに路温も上昇したか、随分とアスファルトが露出した部分が増えていました。「動物注意」の標識も出ていますね。 そして、この先が「天北峠」なのですが、天…

冬の北海道の旅 (87) 「事故多発エリア」

道の駅「にしおこっぺ花夢」の話題をもう少しだけ続けます。室内ガーデンの中はとてもポカポカと暖かく感じられたのですが…… ちょうど温湿度計が置かれていたので、確認してみました。 SATO の温湿度計ですね……(そこか)。気温は 15 ℃ ですが湿度が 63 % も…

アイヌ語地名の傾向と対策 (421) 「熱郛・チョポシナイ・歌才」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 熱郛(ねっぷ) kunne-net-pet黒い・漂木・川 (典拠あり、類型あり) JR 函館本線は、黒松内駅から朱太川沿いを北に向かい、1.5 km …

アイヌ語地名の傾向と対策 (420) 「黒松内・添別・五十嵐」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 黒松内(くろまつない) {kur-mat}-oma-nay{日本人女性}・そこにいる・沢 (典拠あり、類型あり) 長万部の北、寿都の南にある町の名…

冬の北海道の旅 (86) 「金もあれば銀もある」

道の駅「にしおこっぺ花夢」の「室内ガーデン」で見かけた植物の話題です。わざわざ記事にするほどでも無い内容かもしれませんが、まぁ、たまにはいいですよね? 椿 まずは花壇の真ん中に植えられていたこちらの木から。 こちらは「卜伴」(ボクハン)という…

冬の北海道の旅 (85) 「冬でもぬくぬく『室内ガーデン』」

西興部村の道の駅「にしおこっぺ花夢」の話題を続けます。書き出しがテンプレ化していますが、ご安心ください。あと数回で終わる予定です(汗)。さて、道の駅「にしおこっぺ花夢」に併設されている「フラワーパーク花夢」は冬季閉園中だったのですが、嬉し…