Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

アイヌ語地名の傾向と対策 (120) 「茶志内・奈井江・神威」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものである) 茶志内(ちゃしない) chasi-(un-)nay?砦(・ある)・川 (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) アイヌ語で「チャシ」と言…

アイヌ語地名の傾向と対策 (119) 「光珠内・美唄・産化美唄川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものである) 光珠内(こうしゅない) ka-us-nay罠・多くある・川 (典拠あり、類型あり) 美唄市南部の地名で、JR 函館本線の駅がありま…

利尻・礼文の旅 2012/夏 (49) 「我、流転ス」

ここまでのあらすじ 朱鞠内から蕗の台まで、道道 528 号で北上を目指すも、見事に「通行止」を喰らってしまったので…… 今度は母子里から西に、蕗の台を目指します。 たとえ人影が皆無でも 昔、と言ってもそれほど大昔ではないのですが、この辺りには JR 深名…

利尻・礼文の旅 2012/夏 (48) 「我、転進ス」

朱鞠内から蕗の台へ 朱鞠内湖のあたりを通り過ぎてから「朱鞠内湖を一周しよう!」と決心し(←)、およそ 30 分ほどかけて幌加内町朱鞠内まで戻ってきました。 道道 528 号も、朱鞠内湖畔に抜ける道は良く整備されているのですが、その先はご覧の通り。 道幅…

利尻・礼文の旅 2012/夏 (47) 「我、逡巡ス」

我、逡巡ス 先日から何度もご覧いただいているこの地図なのですが…… 地図の右側、「弥生」という地名のところに「ゴール」のマークがあるのですが、このあたりをドライブしながら、内心、いろいろと葛藤していたのでした。 朱鞠内から蕗の台経由で母子里に?…

利尻・礼文の旅 2012/夏 (46) 「町境の長いトンネルを抜けると、まだ続きがあった」

町境の長いトンネルを抜けると 「名寄」と幌加内町「母子里」を結ぶ「名母トンネル」を抜けると…… まだ続きがありました。 そして、覆道を抜けると…… 名寄市に入ります。せっかくなので、カントリーサインの(やや)アップも。 ドリドリしたいのでしょうか …

利尻・礼文の旅 2012/夏 (45) 「極寒の地・母子里」

朱鞠内湖東岸から名寄へ 朱鞠内湖の東岸を走る国道 275 号を抜けて、名寄へ行こう……という話です。 はい。何故か詳しい地図もご用意しました。 国道 275 号をゆく 晴れ渡る空の下、とても快適な道が続きます。 右手……見えませんが……には牧草地が広がっていま…

アイヌ語地名の傾向と対策 (118) 「市来知・三笠・幾春別」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものである) 市来知(いちきしり) i-chikir-us-i?アレ・足・多くある・所 (? = 典拠あり、類型未確認) 道央道・岩見沢 SA の東のあた…

アイヌ語地名の傾向と対策 (117) 「志文・岩見沢・利根別」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものである) 志文(しぶん) supun-petウグイ・川 (典拠あり、類型多数) 岩見沢市南部の地名で、JR 室蘭本線の「志文駅」があります。…

利尻・礼文の旅 2012/夏 (44) 「美深国道をゆく」

幌加内……後戻りする川 国道 239 号を離れて、国道 275 号線を朱鞠内湖に向かいます。 先ほどは「跨線橋」でしたが、今度は雨竜川にかかる正真正銘の「橋」です。「幌加内」などという地名があるくらいですから、雨竜川は右に左にと蛇行を繰り返しています。…

利尻・礼文の旅 2012/夏 (43) 「霧立のぼる秋の昼下がり」

ぺてうこぴ! 国道 239 号線を霧立峠に向かいます。 「二股橋」という橋がありました。何の変哲も無い橋なのですが、おそらく、このあたりの地名が「二股」なんでしょうね(未確認ですが)。道内各所にある「二股」という地名ですが、アイヌ語の「ペテウコピ…

利尻・礼文の旅 2012/夏 (42) 「わーいえむしえっ」

古丹別へ 苫前から、国道 239 号線を霧立峠に向かっています。というわけで、古丹別の集落が見えてきました。 相変わらずの逆光ですが、気にしてはいけません。 右に行けば……現場です 国道 239 号線と道道 437 号線の交差点にやってきました。 このあたりが…

利尻・礼文の旅 2012/夏 (41) 「あっ!」

青い空と碧い海 羽幌から霧立峠に向かうべく、国道 232 号線を南下していると…… 海が見えてきました。毎度のことですが、このあたりの景色は素晴らしいですね。風力発電の風車も見えてきました。いかにも苫前らしい景色です。 このまま同じ道を戻るのも面白…

利尻・礼文の旅 2012/夏 (40) 「(ご当地)のために!」

続・沿岸バス探訪 羽幌町にある「沿岸バス」の本社を…… とりあえず外から眺めて満足したので、再び車に乗って、かつて羽幌駅があったと思しきところに行ってみます。 この道が、かつての駅前通っぽいのですが、ずーっとまっすぐ行くと…… 何やら、良くわから…

アイヌ語地名の傾向と対策 (116) 「輪厚・厚別・月寒」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものである) 輪厚(わっつ) ut-nay脇・川 (典拠あり、類型あり) ローリング・ストーンズでドラムを叩いているおじさんの名前が(ry…

アイヌ語地名の傾向と対策 (115) 「恵庭・漁川・島松」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものである) 恵庭(えにわ) e-en-iwa頭・尖っている・山 (典拠あり、類型あり) 千歳の北に位置する町で、道央道の IC がありますね。…

利尻・礼文の旅 2012/夏 (39) 「羽幌と言えば……沿岸バス」

おろろん(汗) さて、羽幌町にやってきました。 羽幌町のカントリーサインは「オロロン鳥」のようです。ところで「オロロン鳥」って何だったっけ……という話ですが、 ウミガラス(海烏、Uria aalge)は、チドリ目・ウミスズメ科に分類される海鳥の一種。現生…

利尻・礼文の旅 2012/夏 (38) 「読めないw」

読めないw 「三毛別羆事件」の舞台となった、苫前町にやってきました。 苫前町には風力発電の風車が沢山あるのですが、道の駅もそれを意識してか、こんな名前です。 道の駅「風Wとままえ」と言うのですが、これはどう読むかと言うと…… 「ふわっと」と読む…

利尻・礼文の旅 2012/夏 (37) 「連続カーブ注意」

さすがに反射光には勝てず トイレ休憩を済ませたので、再び国道 232 号線を北に向かいます。 道中、めぼしい地名表示などを見かけたときは記録するようにしているのですが、さすがに反射光には勝てなかったようです。御種子橋で Otaneko Bridge あたりでしょ…

利尻・礼文の旅 2012/夏 (36) 「あなたの行き先は」

道の駅「おびら鰊番屋」 国道 232 号線を羽幌に向かっていた時のこと、前方に案内板が見えてきました。 見やすいように拡大してみますと…… はい。道の駅「おびら鰊番屋」とあります。 「おびら鰊番屋」の…… まずは車を停めて……と。 向かうは……こちらです。 …

利尻・礼文の旅 2012/夏 (35) 「留萌のかずのこは全国一」

留萌のかずのこは全国一! 国道 232 号線(オロロンライン)を北に向かいます。 ふと、右手に「安全運転ありがとう」という看板が見えてきたのですが…… ふむ。「留萌のかずのこ」は全国一なんですね。現地では「何とシュールな……」と思ったのですが、こうや…

アイヌ語地名の傾向と対策 (114) 「勇払・トキサタマップ川・美沢」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものである) 勇払(ゆうふつ) i-put(u)?それの・口 (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 勇払は苫小牧のあたり一帯を指す大地名です…

アイヌ語地名の傾向と対策 (113) 「虎杖浜・アヨロ・登別」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものである) 虎杖浜(こじょうはま) kuttar-us-iイタドリ・群生する・所 (典拠あり、類型あり) 竹浦の西隣の駅で、道央道には「虎杖浜…

利尻・礼文の旅 2012/夏 (34) 「ルルモッペ大橋」

ルルモッペ大橋 留萌駅前をささっと抜けて、羽幌へと向かいます。 JR 留萌本線の踏切を渡ると…… そこにはミュンヘン大橋……ではなくて、「ルルモッペ大橋」がありました。 実に謎なのですが、この「ルルモッペ大橋」は国道 232 号です。ところが、先ほどの踏…

利尻・礼文の旅 2012/夏 (33) 「留萌駅前にて」

沿岸バス……実在したのか! 留萌市内で車を走らせていて、ふと前方にバスの姿を発見。 ミラーで確認してみると、なんと「沿岸バス」と書いてあります。 いやー、まさか「沿岸バス」が実在していたなんて……(← 長広舌をふるうお仕事 留萌市内の風景ですが、左…

利尻・礼文の旅 2012/夏 (32) 「国道で留萌へ」

国道 233 号線で留萌へ とても快適だった深川留萌道も、留萌幌糠 IC で終点です(2012 年 9 月当時)。 留萌幌糠 IC から流出して、今度は国道 233 号線で留萌に向かいます。 留萌まではたったの 14 km で、この時点でまだ朝の 9 時半を回ったところです。き…

利尻・礼文の旅 2012/夏 (31) 「『ちばべり』って何?」

予想通りの仕様 深川留萌道の沼田 IC から、留萌方面に向かいます。 この道は、まるで高速道路のような快適な道なのですが、 お約束通り、ほどなく片側一車線に逆戻りという仕様です。 見上げてごらん さて。再び「ひまわりと中心とした町づくり」(しつこい…

利尻・礼文の旅 2012/夏 (30) 「沼田さん渡辺さん」

北竜町から沼田 IC へ さてさて。「ひまわり」を中心とした町づくりを実践中の北竜町から、深川留萌道の沼田 IC を目指します。 実は、留萌方面に向かうには、この先の「碧水」の交差点で左に曲がって「北竜ひまわり」IC に向かう方が近いのですが…… 当初の…

アイヌ語地名の傾向と対策 (112) 「萩野・敷生・飛生」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものである) 萩野(はぎの) sir-e-tok大地の・頭の・突出部 (典拠あり、類型あり) いかにも和名っぽい地名ですが、実は見た目の通り和…

アイヌ語地名の傾向と対策 (111) 「ウトカンベツ川・白老・ブウベツ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものである) ウトカンベツ川 u-tukan-pet互いに・射る・川 (典拠あり、類型あり) ポロト沼の西隣を流れる白老川の支流です。「ウト」と…