Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

三江線各駅停車 (36) 「石見簗瀬」

石見川本行きの 424D は、明塚から次の「石見簗瀬」に向かって走ります。ずっと江の川沿いを走っていましたが、途中から県道 40 号「川本波多線」と並走することになります。 これはもちろん線路を横断するわけではなく、県道を走る車への注意喚起ですね。 …

三江線各駅停車 (35) 「明塚」

三江線は粕淵を出発すると、今度は南に向かって走り出します。まるで巨大なΩカーブのようですね……。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 野井仮乗降場(のい──) 粕淵から立派な鉄橋で江の川を渡った先に「野井」…

三江線各駅停車 (34) 「粕淵」

浜原を出発して、2 km ほど走って次の「粕淵」に向かいます。トンネルを抜けると…… 左前方に、江の川にかかる鉄橋が見えてきました。割と近代的な鉄橋に見えるので、どこかの時点で架け替えられたのでしょうね。 粕淵駅(かすぶち──) 粕淵駅のホームが見え…

アイヌ語地名の傾向と対策 (512) 「幕西町・追直・ニラス岩」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 幕西町(まくにしちょう) makun-ni-us-i?奥にある・木・多くある・所 (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 胆振総合振興局の西の…

アイヌ語地名の傾向と対策 (511) 「増市町・小橋内町」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 増市町(ますいちちょう) mas-chiseカモメ・家 (典拠あり、類型あり) ハルカラモイの東側、測量山の北西側の地名です。三方を山に…

三江線各駅停車 (33) 「浜原」

沢谷から次の「浜原」までは、三江線は西に向かって進みます。この右往左往ぶりはもはや凄いとしか……。 浜原駅(はまはら──) 沢谷から 3.7 km ほどで、浜原に到着です。浜原駅は 1937 年(昭和 12 年)から 1975 年(昭和 50 年)までの間、ずっと三江線(→…

三江線各駅停車 (32) 「沢谷」

石見川本行きの 424D は、定刻通りに潮を出発しました。駅の北側には駐車場があるのですが…… わあっ! 手を振って下さってる方がっ! この先、江の川は S 字状に蛇行して浜原に向かいます(途中に「浜原ダム」があります)。並走していた国道 375 号は 2 本…

三江線各駅停車 (31) 「石見松原・潮」

石見都賀を出発して、5.6 km の間でトンネルを 9 つほど抜けると次の「石見松原」です。 石見松原駅(いわみまつばら──) ということで、トンネルを出て石見松原駅に到着したのですが……おおっ! こ、これは…… ご覧の通り、待合室なのですが…… この「石見松原…

三江線各駅停車 (30) 「石見都賀」

「天空の駅」こと宇都井駅を出発すると、三江線は再びトンネルが続きます。トンネルを抜けると、そこは…… 江の川の上でした。何しろこのあたりは 1975 年(昭和 50 年)に開通した区間ですから、地形のことなどお構いなしでベストルートを通ってきます。 江…

三江線各駅停車 (29) 「伊賀和志・宇都井」

石見川本行きの 424D は、定刻通りに口羽を出発しました。列車は程なくトンネルに入り…… トンネルを抜けた勢いそのままで江の川を渡ります。三江線の口羽から浜原までが開通したのは、なんと 1975 年のことなんです。JR 西日本エリアですと、特急「サンダー…

アイヌ語地名の傾向と対策 (510) 「祝津町・絵鞆町・ハルカラモイ」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 祝津町(しゅくづ──) sikutut?エゾネギsi-kut-us-i?本当の・岩崖・多くある・ところ (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 室蘭半…

アイヌ語地名の傾向と対策 (509) 「本輪西・コイカクシ川・知利別」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 本輪西(もとわにし) haru-us-i?食料・多くある・ところwa-ne-us-i?輪・のように・ある・ところma-ne-us-i?澗・のように・ある・とこ…

三江線各駅停車 (28) 「口羽」

江平から、次の「口羽」までは 3.5 km ほどの距離です。三江線はここまでずっと江の川沿いを走ってきましたが、口羽の手前でトンネルに入って、支流の出羽川流域に移ります。口馬町の集落は出羽川が江の川に合流するところから、ちょっと出羽川側を遡ったと…

三江線各駅停車 (27) 「江平」

作木口を出発して 500 m ほど進んだところで、右手に「踏切」の標識が見えてきました。最近は SL が描かれた標識も減ってきましたが、ここは昔懐かしい SL マークのままです。 そしてこの踏切は、踏切警報機の無い「第四種踏切」でした。「とまれみよ」の文…

三江線各駅停車 (26) 「作木口」

香淀から次の「作木口」までは 4.8 km ほどですが、列車はこの区間を 9 分ほどかけて走ります。対岸の岩山の上のほうが柱状節理っぽいのですが、霧がかかっていることもあってなんか中国っぽいですよね。 あ、そう言えば近くに中国電力の発電所があったので…

三江線各駅停車 (25) 「香淀」

式敷から 5 分ほどで、次の「香淀」です。三江線は江の川に沿ったルートを通っていますが、式敷を出たところで一旦江の川を渡って右岸側に移ります。式敷から香淀の間で江の川は 180 度向きを変えているので、左岸経由だと遠回りになるんですよね。 香淀駅(…

「日本奥地紀行」を読む (新潟での伝道に関するノート (2))

イザベラ・バードの「日本奥地紀行」("Unbeaten Tracks in Japan")には「完全版」と「普及版」がありますが、「普及版」は「完全版」からいくつかのエピソードがカットされています。「新潟での伝道に関するノート」もカットされたエピソードのひとつです…

アイヌ語地名の傾向と対策 (508) 「ペトトル川・ポロペケレオタ川・幌萌町」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ペトトル川 pet-utur川・間 (典拠あり、類型あり) チマイベツ川の隣を流れる支流の名前です。ペトトル川は、JR 室蘭本線のあたりで…

アイヌ語地名の傾向と対策 (507) 「チマイベツ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) チマイベツ川 chi-ma-ipe-pet我ら・焼く・魚・川 (典拠あり、類型あり) 伊達市と室蘭市の境界を流れる川の名前です。古くは「千舞鼈…

三江線各駅停車 (24) 「信木・式敷」

所木(ところぎ)から、次の「信木」(のぶき)までは、僅か 1.9 km しかありません。このあたりは(非電化のローカル線としては)駅間がとても短いですね。このあたりは、江の川の右岸の道路が良く整備されているのに対して、左岸の道路はそれほど線形も良…

三江線ほぼ各駅停車 (23) 「長谷・船佐・所木」

「○○線各駅停車」というスタイルで記事を書き始めたのはいつ頃からだったでしょうか。2014 年に書いた「春の只見線」あたりが最も古いものでしょうか。端的に言えば、「普通列車に乗って適当に駅の写真を撮って」というだけの代物なんですが……。「各駅停車」…

三江線各駅停車 (22) 「尾関山・粟屋」

三江線の石見川本行き 424D は、定刻の 9:57 に三次を出発しました。三次駅を発車して間もなく列車は北に向きを変え、馬洗川(ばせん──)を渡ります。 2018 年 2 月現在、424D の出発は 10:02 に変更されたようですね。福塩線の 1725D の到着も 9:56 から 9:…

三江線各駅停車 (21) 「三次」

府中発三次行きの 1725D は、定刻通りに八次を出発しました。八次から、次の三次までは 2.3 km の道のりです。ではここで問題です。これまで「次」という字は何回出てきたでしょう? 三次駅(みよし──) 八次を出発して 2 分ほど経過したところで、前方に終…

芸備線数駅だけ各駅停車 (20) 「神杉・八次」

三次行き 1725D は、塩町を定刻通りに出発しました。福塩線のディーゼルカーは、塩町から三次までは芸備線に乗り入れます。 神杉駅(かみすぎ──) 塩町から僅か 1.5 km 先に、芸備線の神杉駅があります。線路の向こうに純日本風な建物が見えますが、あれが神…

アイヌ語地名の傾向と対策 (506) 「室蘭」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 室蘭(むろらん) mo-{ru-e-ran-i}穏やかな・{路・そこで・降りる・ところ} (典拠あり、類型あり) 胆振総合振興局の所在地で、胆振…

アイヌ語地名の傾向と対策 (505) 「シャミチセ川・幌美内・稀府・黄金」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) シャミチセ川 sam-chise和人・家 (典拠あり、類型あり) 「だて歴史の杜」の東側を流れる川の名前です。「東西蝦夷山川地理取調図」…

福塩線各駅停車 (19) 「三良坂・塩町」

吉舎を出発すると、再び尾道自動車道の下をくぐります。この橋は「海田原熊野橋」と言う名前なのだそうですね。 吉舎から次の「三良坂」までは 6.3 km あるのですが、福塩線の列車はこの区間を 10 分ほどかけて走ります。表定速度 37.8 km/h ですから、まぁ…

福塩線各駅停車 (18) 「吉舎」

三次行き 1725D は、備後安田を出発すると上下川沿いを離れ、山の中へと入ってゆきます。 随分と霧が濃くなってきました。 500 m ほどのトンネルを抜けてしばらく西南西に走ると、前方の上の方に高速道路の橋が見えてきました。どうやら尾道自動車道のようで…