Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

北海道のアイヌ語地名 (853) 「レカセウシュナイ川・オサチナイ川・トキタイ山」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 レカセウシュナイ川 {pipa-sey}-us-nay?{カラス貝}・多くある・川 (? = 典拠ある…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (151) 「湖畔駅跡」

国道 275 号で朱鞠内方面に向かいます。外は相変わらずの霧模様ですが、あまりに代わり映えしないのは流石にマズいのでは……(何を今更) 幌加内町共栄と朱鞠内の間にある「朱鞠内トンネル」が見えてきました。そう言えば何を今更という話ですが、国道 239 号…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (150) 「添牛内こ線橋」

国道 239 号の「霧立峠」を越えて幌加内町に入りました。カントリーサインもぼんやりとしてしまって残念な感じですが、「412」の文字が見えますね。これは「-41.2 ℃」を記念したモニュメントのイラスト……でしょうか? 峠を越えるとコロッと天気が変わる場所…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (149) 「霧平トンネルから霧立峠へ」

道道 742 号「霧立小平線」の「霧平トンネル」に入ります。そう言えばこのタイミングで写真を撮影することはあまり無かったですね……。 旧道は破壊済み 偶然 Google Map を開いていて気づいたのですが、今から十数年前に「霧平トンネル」が開通する前は、普通…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (148) 「小平しべ湖」

「小平(おびら)町達布(たっぷ)」には、1941 年から 1967 年まで「天塩炭礦鉄道」の終点である「達布駅」がありました。炭鉱鉄道の終点ということは運炭設備があったということで…… 道路脇には巨大なホッパーも見えます。それにしても、もうちょっと天気…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (147) 「『数寄屋橋』の絶妙な傾き加減」

道道 867 号「達布石狩沼田停車場線」の「達布峠」を抜けて、小平(おびら)町に入りました。いやー近年稀に見る酷い写真で申し訳ありません……(汗)。 ご覧の通り、外は相変わらずの雨、です。 道路の右手に「吉住炭鉱」という看板が立っています。比較的新…

北海道のアイヌ語地名 (852) 「鬼河原川・珠文岳」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 鬼河原川(おにがわら──) onne-nikar-oma-p??老いた・梯子(はしご)・そこにあ…

北海道のアイヌ語地名 (851) 「豊寒別・エボト川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 豊寒別(とよかんべつ) tuy-ika-un-pet??崩れる・あふれる・そこにある・川 (??…

「日本奥地紀行」を読む (120) 湯沢(湯沢市) (1878/7/19)

イザベラ・バードの「日本奥地紀行」(原題 "Unbeaten Tracks in Japan")には、初版(完全版)と、いくつかのエピソードが削られた普及版が存在します。今日からは、普及版の「第二十信(続き)」(初版では「第二十五信(続き)」)を見ていきます。「第九…

「日本奥地紀行」を読む (119) 湯沢(湯沢市) (1878/7/19)

イザベラ・バードの「日本奥地紀行」(原題 "Unbeaten Tracks in Japan")には、初版(完全版)と、いくつかのエピソードが削られた普及版が存在します。今日は引き続き、普及版の「第二十信」(初版では「第二十五信」)を見ていきます。 大火 翌朝、イザベ…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (146) 「クラウス 15 号蒸気機関車!」

道道 867 号「達布石狩沼田停車場線」を北に向かいます。またしても霧模様ですね。 幌新ダム 「幌新太刀別川」を「幌新橋」で渡ると、オートキャンプ場の入口がありました。右の方には「幌新ダム」がある筈なのですが、このアングルでは見えないですね……。 …

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (145) 「『昭和恵比島線』踏切」

道道 549 号「峠下沼田線」を北に向かっていますが……お、これは良い(?)S 字カーブが。このあたりの道路も北海道らしく碁盤の目状になっているのですが、何故かズレが生じたようです。 微妙に高低差があるようにも見えるので、まるで「根尾谷断層」のよう…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (144) 「沼田町=ほたるの里」

国道 275 号で美葉牛川を渡って沼田町に入りました。珍しくカントリーサインが綺麗に撮影できていました。 沼田町のカントリーサインは「ホタル」をモチーフにしたものなんですね。 碧水のモダにとどめを刺したと思しき「深川留萌道」の沼田 IC は、この先 2…

北海道のアイヌ語地名 (850) 「豊牛」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 豊牛(とようし) puy-ta-us-nay?エゾノリュウキンカの根・掘る・いつもする・川 …

北海道のアイヌ語地名 (849) 「斜内」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 斜内(しゃない) so-sut-oma-nay?水中のかくれ岩・根もと・そこにある・川so-sut…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (143) 「碧水(北竜町)」

国道 275 号と道道 94 号「増毛稲田線」がクロスする交叉点にやってきました。左折して国道 275 号を北上することにします。 このあたり(北竜町和(やわら))は北竜町の中心部と言えるエリアで、役場や郵便局、小学校や公民館などが立ち並んでいます。「町…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (142) 「みずほの里」

道道 94 号「増毛稲田線」で北竜町和(やわら)に向かいます。この先で、再び恵岱別川が北竜町と雨竜町の境界となりますが、川は谷の南側を通っているので、川沿いの平地は北竜町側に偏在しています。 簡単に言えば、この写真だと平地が北竜町側で、斜面が雨…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (141) 「幅 200 m ほどの回廊エリア」

いつの間にか北竜町に入っていましたが、北竜町(恵岱別川沿い)に入ってから急に峠らしくなってきましたね……。この覆道は「北勇覆道」と言うそうですが、由来は何なんでしょう……? ちなみに、覆道の右側、50 m ほど下に恵岱別川が流れていますが、恵岱別川…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (140) 「最高地点がどこがわからない『御料峠』」

道道 94 号「増毛稲田線」で増毛から妹背牛に向かいます。妹背牛に向かった理由は……いや、単に道道 94 号を一度走ってみたいなぁ、と思っただけなのですが(汗)。 信砂川沿いを通る道道 94 号は、途中で何度か信砂川を渡ることになります。最初の橋は「我路…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (139) 「『増毛妹背牛線』踏切」

増毛町箸別から舎熊方面に向かいます。道路脇に「ようこそ フルーツの里増毛町へ」という看板が立っているのを見かけました。りんごと梨とぶどうと桃が描かれているようです。 引き続き、海沿いの国道を舎熊に向かいます。JR 留萌線の線路は山裾側を通ってい…

北海道のアイヌ語地名 (848) 「平賀内川・ニセケンラマナイ林道」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 平賀内川(ひらがない──?) pira-ka-nay崖・の上・川 (典拠あり、類型あり) 頓…

北海道のアイヌ語地名 (847) 「ポンピラナイ川・マップの沢川・チョッコノ沢川・パンケノ沢川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 ポンピラナイ川 pon-pira-nay小さい・崖・川 (典拠あり、類型あり) 中頓別町敏…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (138) 「手もみ風の『とまれ』」

増毛駅の横の「お祭専用駐車場」から道道 301 号「留萌港線」に戻ります。今更ですが、物販ブースの後ろには「旧富田屋旅館」があったんですね。こういった古い建物をずっと残してきたというのは、なかなか先見の明があるような気もしますね。 道道に戻って…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (137) 「線路は北に伸びていた」

この時点で 11 時を少し過ぎたくらいだったので、まだランチタイムにはちょいと早かったのですが、駅の近くのお寿司屋さんに入って…… お昼から結構なものを頂いてしまいました(喜)。 このあたりは甘えびの漁獲高が凄いみたいですね。 増毛に鉄道があった頃…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (136) 「増毛駅」

増毛駅にやってきました。 それにしても、改めて見てみるとこの駅の構造は面白いというか……。駅のホームと駅舎の間が謎に離れているのも面白いですし、線路の終端(車止め)のある場所がフルフラットでまわりと同化しているのも面白いですよね。 臨時駐車場…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (135) 「ママさんダンプとカモメの水兵さん」

暑寒別川を渡る「暑寒別橋」にやってきました。暑寒別川は増毛町で一番の大河だけあって、橋もほぼ 3 車線が確保された立派なものです。 ママさんダンプとカモメの水兵さん 増毛の中心街は暑寒別川の東、増毛港との間に密集しています。国道 231 号は次の信…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (134) 「川の名前≒橋の名前」

かつての「増毛山道」区間を七つの橋と三つのトンネルで一気に駆け抜けます。この区間の最後の橋となる「紅嶺橋」を渡って、二つ目のトンネルとなる「ペリカトンネル」に向かいます。 ペリカトンネルを抜けて、この区間の最後にして最長の「大別苅トンネル」…

アイヌ語地名の傾向と対策 (846) 「ウバトマナイ川・ソセツ川・神威岬」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 ウバトマナイ川 o-patum-an-nay?そこで・伝染病が流行っている・そうである・川 …

アイヌ語地名の傾向と対策 (845) 「ヤマウス・モウケシタンベ川・オケンタンベ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 ヤマウス(山臼) yas-us-i?網ですくう・いつもする・ところ (? = 典拠あるが疑…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (133) 「歩古丹の 6 つの橋」

「日方泊トンネル」を抜けるとそこは高台でした。トンネルの中で坂を登っていたのでしょうけど、さすがに気が付かないですよね。 旧道との交叉点のところに「歩古丹(あゆみこたん)」バス停があるのですが、見事にオートフォーカスが水滴に反応してしまい残…