Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

冬の北海道の旅 (36) 「冬の陸別」

足寄町大誉地から陸別に入ろうかとしていたところで、何やら作業をしている車に引っかかりました。前にも車がいたので、大人しく列の後ろについて走っていたのですが、よーく見ると「散布中」と書かれていますね。塩カルを撒いていたのでしょうか。 そうこう…

アイヌ語地名の傾向と対策 (320) 「ムコロベツ川・シマン川・ソガベツ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ムコロベツ川 muk-oro-petつるにんじん(の根)・その所・川 (典拠あり、類型あり) 浦河郡浦河町の南東部を流れるメナシュンベツ川…

アイヌ語地名の傾向と対策 (319) 「ニオベツ川・シロチノミ川・メナシュンベツ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ニオベツ川 ni-o-pet樹木・そこにある・川 (典拠あり、類型あり) 浦河町東部の川の名前です。国道 236 号線「天馬街道」の野塚トン…

冬の北海道の旅 (35) 「足寄から」

松山千春や松山千春、あと松山千春なんかが満載だった道の駅「あしょろ銀河ホール21」を後にして、車に戻ることにしましょう。 戻る途中で、こんな車を見かけました。どちらも中々レトロな感じの車ですね。いい感じに雪に埋もれていましたが、今もこのままだ…

冬の北海道の旅 (34) 「松山千春の足あと」

足寄駅の「線路沿い」の一角に、こんなパネルが展示されていました。なんでも「足寄町次世代エネルギーパーク」とあります。 「次世代エネルギーって、具体的には何のことなんだろ?」と思ってしまいますが、どうやら「次世代エネルギー」そのものをネタにし…

冬の北海道の旅 (33) 「画期的な三段オチ」

足寄郡は足寄町の「足寄駅」の話題を続けます。駅ですからもちろんレールも敷設されていますし、車両も停車して……いたらいいのにな、と。 ちなみに反対側はこんな感じです。見る角度によってはもう少し違和感なく見えたりするのでしょうか。 鉄道の思い出 ご…

冬の北海道の旅 (32) 「足寄駅のあのおじさん」

足寄郡は足寄町の道の駅「あしょろ銀河ホール21」にやってきました。 足寄と言えば、松山千春の出身地として有名ですよね。ということでいきなり「松山千春の足跡」がお出迎えです。「あしあと」じゃ無いですよ。もちろん「即席」でも無いです。 足寄駅? こ…

冬の北海道の旅 (31) 「轍の上に雪が降り積む」

国道 242 号を北上して、道の駅「あしょろ銀河ホール21」を目指します。この先の横断歩道のところを左折すれば良いのですね。 道路はしっかりと除雪されていましたが、駐車場はご覧のとおりの圧雪バーン状態です。 ちょいと建物からは離れたところに車を停め…

アイヌ語地名の傾向と対策 (318) 「インダタラ川・カムメロベツ川・パンケアイアン沢川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) インダタラ川 e-en-tak???頭・尖った・塊 (??? = 典拠なし、類型未確認) 大樹町と広尾町の境を流れる紋別川の支流の名前です(イン…

アイヌ語地名の傾向と対策 (317) 「豊似・ポロフーレペツ・花春」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 豊似(とよに) toy-o-i土・ある・ところ (典拠あり、類型あり) 広尾町北部の地名で、国鉄広尾線に同名の駅がありました。同名の湖…

冬の北海道の旅 (30) 「ラリー・ジャパン!」

「本別駅」の前を通り過ぎ、国道 242 号で足寄へと向かいます。ここからしばらくは国道 274 号との重複区間となります。 本別も足寄も古くからアイヌのコタンがあったところなのですが、本別が十勝アイヌ系のコタンだったのに対して、足寄は釧路アイヌ系のコ…

冬の北海道の旅 (29) 「本別駅」

国道 242 号で本別町の中心地に向かいます。製糖工場のところの右カーブを抜けると、再びほぼまっすぐの道が続きます。随分と先に道東自動車道(足寄線)が見えてきました。 道東自動車道はこのあたりで釧路に向かう路線と北見に向かう路線が分岐します。現…

冬の北海道の旅 (28) 「勇み足に注意」

国道 242 号線の「高島橋」で利別川を渡ります。川名がひらがなで記されることは良くありますが、左右どっちもひらがなというのは余り無いような……。 池田町北部の集落・高島にやってきました。こんな名前の川を見かけたのですが…… この「跡見川」、さすがに…

冬の北海道の旅 (27) 「日本最東の料金所」

池田町利別にやってきました。「ワイン城」で有名な池田駅周辺に向かうには直進ですが、国道 242 号自体は利別川の西側を北上するのでここで左折です。 ということで左折して本別、そして足寄に向かいます。土曜日ですし、これだけ天気がいいと除雪も捗るの…

冬の北海道の旅 (26) 「冬場のお仕事と言えば」

抜けるような青空の下(同じフレーズを何度使うのだ)、国道 39 号で東に向かいます。路面はすっかりドライ状態ですね。 猿別川を渡って、幕別町の中心街に入ります。 帯広市の西隣にある「芽室町」はゲートボール発祥の地として知られていますが、帯広市の…

アイヌ語地名の傾向と対策 (316) 「萠和・芽武・日方」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 萠和(もいわ) mo-iwa小さな・(聖なる)山 (典拠あり、類型多数) 大樹町中部、中心街から見ると北東部の地名です。もう読みがわか…

アイヌ語地名の傾向と対策 (315) 「当縁川・アイボシマ川・歴舟川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 当縁川(とうべり──) to-pus-i?沼・破れる・ところ (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 旧・忠類村(現在の幕別町)から大樹町…

冬の北海道の旅 (25) 「抜けるような青空!」

「冬の北海道の旅 2015」も Day 3 に入りました。えーと、名古屋港フェリーターミナルに移動した日が Day 0 で、仙台に寄港したのが Day 1、苫小牧に上陸したの Day 2 となります(ややこしいな)。Day 2 でお世話になった「ふく井ホテル」さんをチェックア…

「日本奥地紀行」を読む (54) 日光 (1878/6/23)

今日も引き続き、1878/6/23 付けの「第十信(完)」(本来は「第十三信(完)」となる)を見ていきます。ついに……と言うか、ようやくと言うか、日光から先の旅程が少しずつ見えてきました。 旅行の準備 「明日には私は、ぜいたくな生活に別れを告げて、奥地…

Bojan のホテル探訪~「ふく井ホテル」編(おしまい)

帯広駅前の「ふく井ホテル」での一夜が明け、朝がやってきました。 気がつけばもう朝の 8 時前でした。窓の外もすっかり明るくなっています。 実は、窓の手前の引き戸を閉めると…… こんな感じになります。これだけしっかり遮光してくれたら文句ありませんよ…

Bojan のホテル探訪~「ふく井ホテル」編(つづき)

帯広駅前の「ふく井ホテル」さんの話題を続けます。デスクの上は、所狭しとばかり……とするのは少々言い過ぎですが、各種の案内などが並べられていました。電源コンセントが 3 系統フリーなのはポイント高いですね。 そして、なかなか男前だったのがこちらの …

Bojan のホテル探訪~「ふく井ホテル」編

「冬の北海道の旅 2015」、Day 2 は帯広駅前の「ふく井ホテル」さんにお世話になることにしました。駐車場が 2 箇所あるようなのですが、近いほうは既に満車とのことで、数十メートル離れたところにある駐車場に車を停めて、フロントに向かいます。 ゆったり…

アイヌ語地名の傾向と対策 (314) 「キモントウ沼・生花苗沼・ホロカヤントウ」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) キモントウ沼 kim-un-to山(側)・そこにある・沼 (典拠あり、類型あり) 広尾郡大樹町の北東部にある沼の名前です。このあたりは「…

アイヌ語地名の傾向と対策 (313) 「湧洞沼・ペンケオラップ川・ニベシベツ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 湧洞沼(ゆうどう──) yu-un-to温泉・ある・沼 (典拠あり、類型あり) 豊頃町の最南部にある潟湖の名前です。湧洞沼に注ぐ川の名前は…

冬の北海道の旅 (24) 「CATALYTIC CONVERTER FAULT」

上士幌町から国道 241 号でこの日のゴール・帯広に向かいます。気がつけば 17 時を回り、まわりはすっかり夜の帳に覆われてしまいました。 国道 241 号は、音更町の中心街(北側が役場のあるあたり、南側が帯広市に隣接している木野地区)の真ん中を北から南…

冬の北海道の旅 (23) 「ANTIPOLLUTION FAULT」

上士幌町の「三股山荘」さんで、コーヒーとケーキのセットを頂きながら楽しくおしゃべりをしていたのですが……この日の宿は帯広駅前に確保していたので、いつまでも長居するわけにもいきません。何しろ慣れない雪道ですから、なるべく暗くなるまでにある程度…

冬の北海道の旅 (22) 「二度目の三股山荘」

国道 273 号で十勝三股に向かいます。あ、目的地を書いちゃいましたが、もう既にバレてますよね?(誰に聞いている) 長さ 200 m ほどの「三の沢トンネル」が見えてきました。それほど長いトンネルでは無いので、出口も見えていますね。トンネルの手前には「…

冬の北海道の旅 (21) 「雪のぬかびら源泉郷」

国道 273 号で北に向かっています。前方に「黒石平覆道」が見えてきました。 ちょうど左側を国鉄士幌線が通っていました。下り列車が全列車通過だった「黒石平駅」はこのあたりにあったみたいです。 第三音更川橋梁 覆道を抜けた先に、またしても看板らしき…

冬の北海道の旅 (20) 「バス停 54 号」

上士幌町の国道 273 号を、ゆっくりと北上します。 道路自体はもの凄くまっすぐなのですが、ところどころで雪が本線に流れ込み始めていますね。どこが凍結していても不思議ではないので、そろりそろりとゆっくり走ります。 路面から湯気が立ち込めているよう…