Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

北海道の旅 2008/夏

北海道の旅 2008/夏 (28) 「東の果ての聖地」

ウィークエンドには程遠かったけれど 岬~めぐ~りのぉ~……というわけで、やってきました納沙布岬! 「本土齋藤さん」じゃなくて……「本土最東端」です。 時間も時間、天気も天気ということで……。なんだかちょっぴりもの悲しい感覚でした。「本土最北端です。…

北海道の旅 2008/夏 (27) 「道内各所に点在する『オンネトー』グループの謎」

やっとこさ厚床(← 厚床駅前に着いたのは、8/18(火) の 16:30 でした。ってーことは……もう 1 ヶ月近く前のことですね。orz 自己満もココまで来れば大したものです(開き直り)。 もっとも、厚床駅に用があったわけでは無いので、さっさと左折して、一路、納…

北海道の旅 2008/夏 (26) 「違いはベツにナイですけど(←」

デイヴィッド・ベツカム(← 違う そうそう。昨日書き忘れたんですが、「別海」はどう発音するか、という問題があったのでした。大昔、私がまだ幼かった頃に、パイロットファームについて書かれた本……もしかしたらマンガ……だったかも……を読んだときには、そこ…

北海道の旅 2008/夏 (25) 「記念撮影装置、好評稼働中」

目梨郡には羅臼町しか無い件について 羅臼町は、北海道は根室支庁管内の目梨(めなし)郡というところにあります。ちなみに目梨郡には羅臼町しかありません。1923 年に「忠類(ちゅうるい)村」「薫別(くんべつ)村」「崎無意(さきむい)村」が隣郡の「標…

北海道の旅 2008/夏 (24) 「ウトロは『ウとぅル』、意味は『間』」

Day 4 のルート 知床岬巡りのクルーザーを下船したのが 12:50 過ぎで、Day 4 はここからスタートとなります。まずは Day 4 の地図をどうぞ。漢字の旁(つくり)の「しんにょう」のような形です。 あ、正確には「裏返せばしんにょうのような形」ですね。距離…

北海道の旅 2008/夏 (23) 「灯台は、遠くにありて思うもの(またか」

あれは……なんだ? 「カシュニの滝」を過ぎると、まもなく右手前方に、なんだか見覚えのある段丘状の地形が見えてきます。 もしや!? と思って目を凝らしてみるのですが、肝心の知床岬灯台の姿がありません。「あ、やっぱまだなのかな……」と思い直してはみた…

北海道の旅 2008/夏 (22) 「あなたぁ~がい~つかぁ~♪(以下自粛)」

さよならナッチャン Rera スペシャルは無事終了しました(ぇ)。てことで、懲りずに知床クルーズの話題にまた、戻ります。 ロード最終章 ウトロ港を出てから約 1 時間、「ルシャ」と呼ばれるところに着きます。もともと ru-e-san-i(ルえサニ)が「るーしゃ…

Adios, Natchan-Rera !

もいっちょ…… 「さよならナッチャン Rera」スペシャル、最終回です!今日も、最終回を飾るに相応しい写真を用意しました! まずは T3(3 階)の売店の写真から……。 お店の中に人がいないのは……下船時だから、です。航海中は、ぼちぼちお客さんが入っていまし…

さよならナッチャン Rera (つづき)

引き続き…… 「さよならナッチャン Rera」スペシャル、第 2 弾です!ナッチャン Rera の特徴、と言えるのかどうか微妙ですが、船尾がまるまる自動車積み込み口になっていて、2 車線並行で積み込みができる……というのがあります。この特徴をフルに活かして、パ…

さよならナッチャン Rera

国内フェリー事業撤退のお知らせ 「高速フェリー「ナッチャン Rera」「ナッチャン World」運休および国内フェリー事業撤退のお知らせ」だそうですが……。値上げ+大幅減便の話を聞いて「んっ?」と気になってはいたのですが……。青函フェリーは、グループ会社…

北海道の旅 2008/夏 (21) 「出かけるときは忘れずに……」

クロームと言えば…… 髑髏……じゃなくて Google Chrome、良いですねー! いや、やたらめったら HDD を叩きまくるとか、Google ブックマークとの連携機能が無い(!)とか、とっても痛~い点もあるんですが、なにしろ軽い! ちょっとびっくりするくらい軽い……!…

北海道の旅 2008/夏 (20) 「『神の水』か『魔の水』か」

「なんでもアイヌ語起源説」を斬る(のか? そうそう。昨日の記事の「to-char-seta-ru」ですが、「とーチャル」は実際に「沼の入り口」という意味です。同様に「セたル」も「犬の通う道」という意味ですので、あながちウソとは言えない……というか、大ウソな…

北海道の旅 2008/夏 (19) 「沼の入り口のけものみち?」

フットボールアワーとは別です 「象の鼻」を過ぎると、岩尾別(いわおべつ)沖を通り過ぎます。岩尾別は集落の名前なのですが、もとは iwaw-pet (イわゥぺッ)だと言います。北海道には、登別だの江別だの陸別だの湧別だの、「~別」という地名が多いのです…

北海道の旅 2008/夏 (18) 「海洋環境・生態系の保全と持続的漁業、ならびに観光開発の間の妥協点を探る(長いぞ」

「ハナ」シリーズ(その 1) 陸からは決して見ることのできない「男の涙」を見た次は、「湯の華の滝」です。 知床半島には「硫黄山」という活火山があるくらいで、硫黄分には事欠かないわけなのですが、その硫黄分をたっぷり含んだ滝が「湯の華の滝」です。…

北海道の旅 2008/夏 (17) 「フレペの滝にアルデンヌの森を見た(違)」

一応、長袖は着ていったけれど 早割……じゃないけど、早期予約者特典てな感じで、テラス席右側という、(自分としては)申し分のない席を確保したのでした。船内に備え付けのジャンパーを着てから、救命胴衣(だよね)を着用して出港を待ちます。ここのクルー…

北海道の旅 2008/夏 (16) 「駐車料金が惜しい…わけ…じゃ…ない…とは…言え…ない…か…も……」

自民党新総裁の行方 あ、新総裁の「なめかた」ではないですので念のため。福田首相が辞意を表明したことで、また自民党の総裁選びが始まりますね。参院での過半数確保を目指す意味でも、ここは思い切って大川興業と連立を組むというのはどうでしょうか。新総…

北海道の旅 2008/夏 (15) 「エゾシカさんのご登場」

Day 4 だけど、最終日じゃないよ(← 今日からは Day 4(知床編)の話です。 WRC(世界ラリー選手権)だと、通常 Day 3 が最終日なのですね。 朝からスクランブルエッグを語る 翌朝は、9:00 にクルーザー屋さん必着だったので、遅くとも 8:30 にはチェックア…

北海道の旅 2008/夏 (14) 「どうでもいいことに限ってすぐ気がつく」

越川橋梁は夏以外が良い ちょいと遅くなったものの、「越川橋梁」を見ることができて満足でした。ただ、思った以上に周りの木々が鬱蒼としていたのは計算外でした。もっと橋の全貌が見渡せると思っていたのですが、季節を選ぶようですね(秋口あたり?)。さ…

北海道の旅 2008/夏 (13) 「列車の止まる道の駅&越川橋梁」

列車の止まる道の駅 またしても昼食を取るチャンスを逃したと思しきわたくし。と思いきや、前方に道の駅「葉菜野花(はなやか)小清水」なるものが見えてきました。ここは、「道の駅」と言いながら、列車も止まる面白いところです(いや、単に「浜小清水駅」…

北海道の旅 2008/夏 (12) 「君はプリンスホテルを見たか」

興部(おこっぺ)から渚滑(しょこつ……これも読みづらいですよね)に抜けて、ほどなく紋別に辿り着きました。渚滑から紋別にかけては、国道 238 号もバイパスが整備されているので、街中は通らずじまいでした。今から思えばちょっと惜しいことをしたような気…

北海道の旅 2008/夏 (11) 「興部をアイヌ語で読み解く」

富士山麓には雄武は無かった 国鉄興浜北線の終点だった枝幸から、国鉄興浜南線の終点だった雄武(おうむ)に入って、これまた「思ったよりは大きな街だな」との印象を抱きつつ、ひたすら網走に向けて走り続けました。こーんな、快適な道を……。 そういえば、…

北海道の旅 2008/夏 (10) 「神威岬と北見枝幸」

猿払村を抜け、浜頓別の街に入ります。国道 238 号は、浜頓別の街中を左折して海側に進むのですが、町並みが広々としているせいか、都市の中心部っぽくない印象がありました。日本離れした、とも言えますね。 怪しい築堤 さて、頓別川を渡り、まさに海沿いを…

北海道の旅 2008/夏 (9) 「キタキツネと謎の柵はご苦労さまです(←」

Магазин まず、稚内のとあるお店が出していたロシア語(ですよね)の看板を。 Магазин は、日本語では「お店」という意味みたいですね(そのまんま)。どう発音するかは、さすがにさっぱりわかりません(笑)。 キタキツネとの邂逅 豊富バイパスの入り口から北…

北海道の旅 2008/夏 (8) 「ずうぅぅぅっっとオホーツク海沿い」

セルフ・コントロール セルフのガソリンスタンドってありますよね。私、どうもセルフって今ひとつ好きになれないんです。確かに無駄が無くていいとは思うんですが、セルフじゃないほうが、店員さんとのふれあい(笑)が多くて楽しいですし、何よりも、多少なり…

北海道の旅 2008/夏 (7) 「緊張の夏、国境の夏」

作り物のレトロ 察しのめちゃくちゃ良い方はお気づきかもしれませんが、音威子府でそばを食べそびれ(店がめっちゃ混んでた)、そのまま昼食抜きで夕食時に突入してしまいました。ホテルでの夕食というのもありきたりなので(というか高そう(笑))、稚内の街…

北海道の旅 2008/夏 (6) 「北防波堤ドーム」

とりあえず北の果て 日曜日(Day 2)は、札幌から稚内まで、400 km 強のリエゾンで(いや、スペシャルステージがある訳無いですけど)、びみょうに時間があったので(予定通りとも)、宗谷岬まで足を伸ばしてみました。あ、無駄にでかいですがルート図をご用…

北海道の旅 2008/夏 (5) 「平坦で茫洋とした風景の中に現れる正義の騎士(ちと違う」

まずは訃報から AS Roma の会長だった、フランチェスコ・センシがお亡くなりになったとか(享年 82 歳)。こうなると、次はカルロ・マッ……(こらこら 平坦で茫洋とした風景の中に現れる正義の騎士(ちと違う てなわけでノシャップ岬からお届けします(違う)…

北海道の旅 2008/夏 (4) 「いつもと同じ程度に回ってました」

テンポ苦戦 音威子府の駅も、御多分に洩れず「交通ターミナル」になっていました。ここは、かつての「宗谷本線」で、いつしか「テンポ苦戦」、じゃなくて「天北線」というローカル線に格下げされて、挙句の果てに廃止されてしまった路線が分岐していた駅でし…

北海道の旅 2008/夏 (3) 「道央道に日本のアウトバーンを(ちょっとだけ)見た」

日曜日の午前中は、道央道を旭川方面に向けて走っていました。意外とみんなスピードを出さないのね、と思いながら追越し車線を走っていたところ、気がつけば真後ろにメルセデスさんが張り付いているではありませんか(笑)。「うっへー」と思いながら、あわて…

北海道の旅 2008/夏 (2) 「インプレッサさん@札幌、衝撃の登場」

なんかお祭りやってました 今は釧路なんですが、いつまでも船の話をしてもしょうがないので……。細かい話はまた今度にして、ここまでの大まかなルートを書いておきます。いや、珍しく夕食時にワインなんか飲んじゃったものだから、眠くて眠くて……(← 上陸後の…